神戸バレンタイン・ラブラン 2017/2/12

移動

神戸ラブラン 参加賞Tシャツ 緊張のせいか目は早くに覚めて、雪が積もっていないことだけを確認し、ベッドでシミュレーションをしていた。主に移動のwww 6:50にPebble 2 が震えたのベッドから抜け出し朝食。朝食はバジルスパゲッティとハチミツを塗った食パン。スパゲッティのボリュームが予想以上で5枚切りのパンは少し重かったが、スタート時刻の10:30までに時間があるので少し無理して詰め込んだ。補給については前にハーフ攻略法で考えたものを踏襲した。

 神戸国際展示場についたら、館の外から行列ができていて蛇行して入場していくように案内していた。大半の参加者がポートライナーで来るので、ポートライナーが到着する度に列が伸びたり縮んだりするようだ。受付はスムーズで、自分が参加するゼッケン番号は人数が少ないのかほとんど並ばずにゼッケンと参加賞のTシャツを受け取れた。その後、記念品をくれるというので向かったら花をくれた(´・ω・`)

 展示場の空きスペースにもらった新聞みたいなものを敷き(福知山マラソンの時にレジャーシートを持っていくように肝に銘じていたのにすっかり忘れていた)、ジャケットを座布団にして時間調整。シューズにチップを、サイクル・ジャージにゼッケンを取り付けた。そのまま9:30まで行き交う人を眺めて過ごした。何回も来ている雰囲気を醸し出している人の行動を見て、作法を学習した。

 ここでミスに気づいた。昨晩フル充電した Bluetooth ヘッドセットを持ってきていなかった。電池を節約するために移動中には使わないようにしていたので気づかなかったのだ。有線接続のヘッドセットを持っていたのでそれで走ったが、ケーブルが邪魔でうっとうしかった。

 9:30頃にチョコようかんを貪り、BCAA粉末をジェルで流し込んだ。そして、ズボンを脱ぎランニングベストとランニングポンチョ(というなのゴミ袋)を着、手袋と帽子を身に着け、メガネをZOff Athleteにし、シューズを履き替えたら準備は完了。荷物を全部メッセンジャーに詰め込んで荷物預かりに持っていった。そして、2回のトイレの列に並び用を足したら招集時刻の 9:50 を過ぎていた。ハーフマラソン参加者の流れに乗って招集場所に移動し寒空の下でスタート場所への移動を待った。ランニングポンチョを着ていたのは正解だった。薄着の人もいたが、寒がりの自分には絶対に無理。

 10:15にゼッケン番号の若い人の列から移動を開始、自分のいた列は10分位してから動き出した。スタート位置までは5分位の徒歩と軽い走りだった。全くウォームアップをしていない自分にはちょうどよかった。

スタート 1周目

20170212-runnning route map スタート位置はかなり後ろの方だが、福知山マラソンのときほどではなかった。少なくともスタートゲートが見えるし、開会の辞の声が聞き取れた。スタートの号砲が鳴ってから程なく列が動き出した。福知山マラソンの時は号砲が鳴ってからも数分はピクリとも動かなかった。号砲を鳴ってから STRAVA のスタートボタンを押しランニングベストのポケットに詰め込んだ。ゲートをくぐるまでの誤差はあるが、走りながら操作すると危険なので、動き出す前に操作をしておいたのだ。

 スタート直後は遅かったが、太い道に出たらとりあえず走る雰囲気になった。が、人が多いので自分のペースという訳にはいかない。制限時間が2時間半のハーフマラソンなので、福知山マラソンの後方集団よりはマシだったが、2 時間を切るペースではなかった。実際に STRAVA の音声でキロ6分かかっていることが分かった。とりあえず、2kmまでは周囲のペースに合わせていたが、少し暖まってきた所で前に固まっていた集団を左右に進路を変えながら抜いた。それからも、前の方を見て遅い人につっかえないように左右に進路を変えながら走らなければならなかった。

 一回目の給水ポイントが予想より遠かった。喉の渇きを覚えたまま何キロか走らなければならなかった。給水は1回目と2回目で摂った。

 8kmくらいの港際の公園の広い道は快適だった。空いていて自分のペースで走れたしメリケンパークやポートタワー、六甲山、そして何より青空を見ながら走るのは快適で楽しかった。冷たい北風が強かったが、ちょっと厚着しすぎた感のある自分にはちょうと良かった。

 そこから折り返して狭い遊歩道に差し掛かった。ここは、通行止めにはしてなくてパイロンで道幅の半分だけを走行エリアにしていたので、またもや渋滞。さらに、微妙なアップダウンを繰り返すのでけっこう厳しかった。一つ一つの高低差は少なく短かったが、脚力で乗り切っていいものか手探りだった。

 一周目が終わったところで、左右に別れる所が見えてきた。係員が「ハーフマラソン・・・」とか言っているが、よく聞き取れなかった。そして、走ってきている人を左に案内するようなジェスチャーをしていた。「ハーフマラソンは左か?」と周囲が混乱して、自分と同じゼッケンを付けた人が左に入っていったので、それについて入ろうとして再度確認したら右が正解だった。10kmの人は左に入ってゴールでハーフは右に寄って直線的に通過するということだったらしい。こういう分岐がある時には分岐のところではなくもっと前に「この先、10kmは左、ハーフは右」と書いて声をかけないと混乱する。二度目以降のランナーはこんなことにはならないし、そういう人のほうが多い大会かも知れないが、運営としてそれに胡座をかいてはいけない。このためにスピードを落としたり間違えて戻ったりで無駄に足を使わされた。

2周目

 前にルートの衛星写真を見ていて不安だった公園内の歩道は意外に走れた。何故か自分の周囲に人が少なくて前にいる人もじゃまにならずにパスできた。ただ、ぐるぐると目まぐるしくカーブが続くので走行ペース的には余り速くなかったかもしれない。

 2周目に入って少しした所でアミノバイタルを飲んだ。寒かったので走行中にスポーツようかんプラスを食べることはできなかった。手が冷え切っていて開けられないと思ったから。朝食の量が多かったのが効いたのか、最後まで空腹感で足が止まることは無かった。

 1周目に通った道に戻ってからは少しペースを上げられた。港を横に見る歩道で更にタイムを稼ぐつもりだったが、その後の遊歩道が怖くてペースを上げきれなかった。タイムを上げることには繋がらなかったが、初見のランナーにとって周回路は都合がいいかもしれない。今回、最後まで切れずに走り続けられたのは、1周目でコースを下見できたからかもしれない。まあ、本気でタイムを狙うなら事前にコースを下見することくらいはすべきではあるがwww

 遊歩道に入ったら、予想通り足に疲れが溜まっていて、上りがきつかった。そこからは、ツーミニッツオフェンス(使えるものはなんでも使うセオリー無視)でとにかくゴールを目指した。

 ゴールには時計が置いてあったが、確かめる余裕はなかった。STRAVA の記録では 2:01:19 だったが、STRAVA は給水ポイントでスピードが落ちたりすると時計を止める(設定によるが)し、スタートも正確ではないのはあくまで参考値だ(福知山マラソンのときも、STRAVAでは5時間を切ったことになっていた。トイレと給水、着替えでの時に時計が止まったのだろう)。

ゴール後

 ゴール後はチップを回収箱に入れ、スポーツドリンクかと思ったらただのミネラルウォーターだったという残念なペットボトルを受け取り、抽選に外れていることを確認して神戸国際展示場に戻った。

 換えのシャツを忘れていたので、そのまま上にフリースとジャケットを着た。下も上からズボンを履くだけ。シューズを履き替えて会場を後にした。

 福知山マラソンの時には、仮タイムの完走証と完走記念品をその場で渡してくれたが、ここでは一切なかった。完走証と記念品は郵送で届くらしい。

振り返り

●申告タイム
strava time chart 自分が申告した目標タイムが低かったのが原因だが、自分が走るペース速いタイムを申告している人が多い気がする。

 スタートで遅い集団に飲み込まれたのが痛かった。その後も、一周目の前半のタイムの上下は前にいる人を頑張って抜いたか、抜けずにペースダウンしていたかによる。力のある人ならゆっくり走っている時に力を残しておくことができるかもしれないが、自分にはそのスキルはない。ゆっくりでも同じ距離を走ると速く走った時と同じように消耗してしまう。

 レースが進むに連れて減ってきたが、6分ペースくらいの人がいつまでも前から降ってきた。中には2人で並走している人達がいて、前に出るのに苦労した。隙間を見つけて右に左に進路変更しなければならなくて、無駄に疲れた。左膝の外側が痛くなったのもこのせいではないかと思っている。

×コースレイアウト
 距離を無理やり稼ぐコースレイアウトのせいで急なコーナーを何回も回らなければならなかった。細い道を更に半分しか使えないようなところもある。このあたりが公式認定されない理由だろう。

 自分のようなスピードしか出ていない人間ですらコーナーが面倒くさくなるくらいだから、ハイスピードで走る上位のランナーにとってタイムが狙えるコースではないだろう。

 海岸沿いの公園で、メリケン波止場が見える区間は道幅が広く見晴らしも良くて最高だった。

×運営
 2週目の案内もそうだが、案内が伝わりにくい。自分は終始近くにいる過去に出たことの有りそうな人を見て行動しなければならなかった。

 センサーはスタートとゴールにしか無く、途中のタイムは計測してなかった。当然、福知山マラソンのような途中経過のウェブ公開や速報確認もできない。ゴール後の完走証明もないし、この点においては、福知山マラソンの方がはるかに充実している。

 完走証と記念品は郵送で後日送付らしいが、福知山マラソンのようにその場で渡したほうが嬉しいだろうし、送料もかからない。

 ゴール地点でミネラルウォーターを配っていたが、スポーツドリンクにしてほしかった。走り終わった時に必要なのはミネラルウォーターじゃないんよね。糖分と塩分、贅沢を言うならBCAAとかクエン酸、ビタミンなんかが入っていて、吸収のいい濃度の飲み物なんだよね。

○会場
 会場のインフラはさすがで、トイレの待ち時間は短かった。着替えるスペースも福知山より余裕があったし、荷物の集中管理もできていた。福知山マラソンは完全にフリーな場所に荷物を置いていた(代わりに貴重品の預かりサービスはあったが)。

 ポートライナーの輸送力は自家用車より大きい。


 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です