これら全部を必要なわけではないだろうが、USB A をつなぐためにアダプタが必要という仕様は時期尚早だろう。同社のメインデバイスである iPhone シリーズの純正ケーブルは USB A -> lightning なのだから。
このモデルで救いなのは USB ポートが複数ついていることだ。この点だけは評価できる。去年出た MacBook 12 がアホ過ぎたのはポートが一つだったことだから。”Apple cool” か何か知らないが、パソコン用のACアダプター以外に、携帯電話用のACアダプターかポートリプリケーターを持ち歩かなければならないのは、同社がこだわる “User Experience” を損なうものだろう(まあ、”User Experience” なんてお題目でしか無いだろうが)。
自分が勤めている会社では今でも D-sub 15 が主流だ。HDMI が使えるプロジェクターは一部にすぎない。この状況はあと最低数年は続く。USB-C がプロジェクターに採用されるのはその先になる。というか、USB-C 時代が来るとも思えないのだが・・・もし来たとしても、今回発売された MacBook pro の寿命が尽きる頃だろう。
iPhone 7、新MacBook ProでAppleが示す未来は、いかにワイヤレスで生活するかということ。ですが、ユーザー視点からみると完全に逆。Appleの描く世界とは違う、コードコードコード、ケーブルケーブルケーブルの非常に面倒くさい事態に陥っているのです。