端末デザインとパッケージング

 端末の機能をまとめてみたら、意外なことにMI-E25DCがかなり近いことに気付いた。後、電話機能さえ搭載すれば基本機能的にはクリアといってもいいくらいだ。

 しかし、魅力を感じない。   なぜか?

 多分、デザインだ。そして、ソフト群。ユーザーインターフェース。絶対的な機能を満足していても(現在のザウルスでは満足していないが)、デザインやユーザーインターフェースがまずくては使っていても楽しくないし使わなくなってしまうだろう。それは、winを使っていても楽しくないのと一緒だ。

 デザインと機能を切り離すことはできない。機能が一緒だからといって、ボタンによる操作がクリエとprismとは違う。ボタン操作でPookを読んだり、Himemを使ったりしたい俺にとって、クリエがどれだけ機能充実しても魅力を感じない。

 各々の機能なんて、毎日毎回使うとは限らない。ネット接続する人もネットだけに使うわけではないだろう。それに対して、ユーザーインターフェースはいつも使用する。「使用する」というレベルのものではなく、それを通してマシンを使うという性格のものだ。これになじめなければどんなにいい機能を持っていても、使っていて楽しくないだろう。

 ユーザーインターフェースというのは、グラフィックボタンのデザインだけではなく、ソフト・ハード・周辺機器全てを含んだデザインと言っていいだろう。ボタンやキーボード、液晶だけではなく函体の大きさ、形状、材質、これら全てがユーザーインターフェースの一部だ。

 これらを全て含んだものを「パッケージング」と書きたい。そう、十数年前にF1マシンのデザイントレンドが「空力」「エンジン」「サスペンション」などをトータルで最適化するという視点から、パッケージングという呼び方をしたのをまねたのだ。

 つまり、どんなにタッチのいいキーボードを使っても、タコな辞書しか持っていない日本語変換を使っている限り快適にはならないのと一緒だ。

 では、どんなパッケージングを欲しいのか・・・もし、何かアイデアがあったら書き込んで欲しい。

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