曖昧な作文ばっかりやらされている身としては胸のすく文章だった。JTの社長がどう反論するかが楽しみだ。
JTのコメントはJTの法務部門や研究部門などの「勉強のできる頭のいい人たち」の知識を結集して、国立がん研究センターの研究結果を読み込んだ成果物なのだろう。
JTの担当者は負け戦が分かっているだろう。JTには優秀な研究者が沢山いるし、科学者として誠実な人間もいるだろう。国立がん研究センターの研究が一般に公正とされている方法に基づく研究結果の積み上げであることはよく分かっているだろう。もし、国立がん研究センターの方法が不適切というなら、JTがこれまでやってきた研究の成果の根拠も失われかねない(国際的に認められた統計的手法を否定するなら、それを根拠に行った自身の研究も否定されるだろう)。
お気の毒としかいいようがない。