ツーリング(エンジン付きバイク)日本海・琵琶湖・京都・京北・北摂350㎞

1レグ

 息子の Ninja 250 を借りてツーリングした。前に長距離のライディングをしたのは SRX 250F(ヨーロッパ仕様)を買ったときに、横浜の店から家まで帰ったときだったから、おそらく15年くらい前だ。

 ルートは waze で決めた。というより、 waze の編集不可能域に気になる道が頻出しているのを見つけて、編集権限が欲しくて行きたくなったのが発端だった。waze のためだけに自動車でドライブするのはダルイし無駄に二酸化炭素と熱をばらまいているようで面白くない。誰か一緒に行ってくれる気を使わなくていい人がいればいいが、あいにくそんな人は自分には一人もいない。なので、放置していたが、息子がNinjaを貸してくれると言うので、走ってみる気になった。

 ルートの大半は走ったことの有る道なので、ルートの設定は簡単にできたが、慣れない、しかも息子が大事にしていて傷一つ無いバイクなので、緊張した。遠足前日の小学生のように、荷物を何度も確認した。走行距離は250㎞〜300㎞なので、下道で走っても10時間はかからないと計算した。10時間なら自分が琵琶湖を自転車で一周したときと一緒だし、一日あたり300㎞程度のツーリングは大学生の頃に何回もやっている。と、自分を落ち着かせて寝たのだったww

 6時半に起き出し、7時過ぎに出発。家を出て30分位のところでiPhoneの電池を見たら残り90%まで減っていた。家の近くを走るときには waze のログは要らない(後でも簡単に取りに来れる)ので、wazeを止めて小浜市まではログを取らずに走った。琵琶湖の東岸を編集可能にするのが目的なので、そこまでに電池が切れては意味がないからだ。小浜の近くでトイレ休憩をした時に再度確認したら83%。電波状態の悪い場所を高速に移動すると通信の電池消耗が大きい。

 R303 で waze のログ取得を開始。この箇所から彦根城を目的地にナビを開始したがルートは最短距離からほど遠いものだった(道路の編集ができてないせいだ)。R303を琵琶湖岸まで走って、そこからは自転車で一周した時の記憶をたよりに走ったが、自分でも驚くくらい正確に覚えていた。車で走った道は全然覚えていないが自転車やモーターバイクで走った道はホントに良く覚えている。

一回目の休憩。湖北の公園から見た琵琶湖。
一回目の休憩。湖北の公園から見た琵琶湖。
 海津大崎で休憩しゼリーを1パック食べて補給。奥琵琶湖パークウェイは料金を支払うのがめんどくさいのでパス。R8の賤ケ岳トンネルをパスするため旧道を越えた。低速のワインディングは楽しかった。見晴らしも良かったが、後ろにロードスターが着いていたのでよそ見する余裕はなかった(^^;

 長浜を過ぎたところでネズミ捕りに遭遇した。信号もまばらで、周囲に人家もないような長い直線道路が続く箇所だった(今回のルートの大半がそんな場所だが)。前にアメリカンらしきバイクがいたので、50mくらいの車間距離を保ってスピード抑えめに走っていた。その時に道端にレーダーが見えた。時既に遅し・・・その先に旗を持った警察官の姿が見えた。そして、アメリカンが通った時にその警察官が立ち上がった。「俺かぁ・・・」と思ったが、旗を自分に差し出すのではなく自分の後ろから来た白のLEXUSかクラウンか知らないデカイ日本製の高価な乗用車だった。

海津大崎が遠くに見える
海津大崎が遠くに見える
 長浜を過ぎたあたりから移動モードが続き、道の駅で休憩、彦根近辺で給油。琵琶湖大橋を通って R477>R367で大原を信号待ち一回でパスし一気に京都の市街地に入り、千本通を南下して息子の部屋の有るところに到着。13時過ぎ。所要時間6時間。京都市内は暑さと交通量の多い、マナーの悪いドライバーと行く手を阻むバスに消耗した。

 第1レグの距離は250㎞。ルートラボのルート

2レグ

 3時頃に息子の部屋を出た。息子の所から自宅に帰るルートで一番キライなのは市街地から亀岡市までのR9だ。特に亀岡の市街地はR9が生活道路になっていて、信号も多く周辺の商業施設への出入りの車も多く慢性的に渋滞し、非常に危険だ。そこで、息子の推奨ルートでパスすることにした。

 R162からR477に入って亀岡市までの渋滞を大回りして回避するルートだ。R162もR477もそれ自体楽しい道なので、距離は伸びるが、そちらを選択した。R162に入るまでに、距離感を間違えて大幅に北に登って引き返すというミスが有ったが、大きなロスには繋がらず、無事ルートに復帰できた。

 しかし、R162の狭い道で遅いウンコLEXUSに引っかかってしまって、無駄に疲れてしまった。下手なのを責めないけど、だったら小さい車に乗れよと思う。直線だけは速いくせにカーブの度に強くブレーキを踏んでスピードを落とすのでこちらはコーナーリング中にブレーキを強いられて両手が疲れてしょうがなかった。途中から車間距離をとったが、そうすると後ろから、これまたデカイ乗用車が車間距離を詰めてくるし・・・「LEXUS乗ってるようなヤツはみんなウンコ」と書こうと思ったが、広い路肩があったところで譲ってくれたので許す。

 R477は快適だったが、雨が降って路面が濡れていたこととセンターラインのない、自動車だとすれ違うと苦労するような細い区間は怖かった。前を地元の人が乗ってるらしい軽乗用車がいいペースで走ってくれて助かった。その車がいなかったら対向車が気になってゆっくりしか走れなかっただろう。

 道が狭いので自動車で通りたいとは思わない(以前、Alfaromeo 145で一回逆向きに通ったことがあった)が、北山杉の林を抜ける区間は気持ちよかった。ガードレールや側溝などがなく道端まで木が生えているので山道を歩いているような気持ちよさだった。

 第2レグの走行距離はほぼ100㎞ルートラボのルート