「やってもた」の顛末

 「やってもた」でちょっと書いたことの顛末。

 2UXのタイツとAdidasのコンプレッションTに着替え、心拍センサーを付け、Aonijie のランニングベストを着た。部屋を出てドアをロックし歩き出した。そして、歩きながらカード型キーをベストの背面ポケットに入れた・・・つもりでいた・・・

こんな鍵ならランニングベストのポケットに入るのに・・・
こんな鍵ならランニングベストのポケットに入るのに・・・
 AONIJIE のライトタイプはポケットが浅くチャックが付いていない。このため、iPhoneやペットボトルを入れたまま着脱しようとしたり前かがみになると滑り落ちる。そして、鍵を入れるためのポケットは付いているが金属製の鍵や小銭がやっと入るくらいの大きさしか無くカードキーは入らない。これらのため、ポケットの有る短パンを履いている時にはキーはポケットに入れ、タイツだけの時はベストの背中ポケットに入れていた。

 手探りでポケットの口(フラップやファスナーは付いていないので口からポケットに落とすだけでいい)にキーを滑りこませたつもりでいた。手探りでポケットの口付近にある磁石の留め具が分かったので入ったのだと思い込んでいた。この時点でバッグと背中の隙間に入ってしまっていたのだろう。そして、走りだした時に振動で滑り落ちたのだろう。

 ランニングを終えて部屋について鍵を取り出そうとしたが見当たらなかった。中身を全部出したが見当たらない。キーをポケットに入れた(つもりになった)のは部屋の近くなのでその付近をライトで照らして歩いたが見当たらなかった。

 借家なので仲介業者に言えばマスターキーで開けてくれるはずだが、仲介業者の営業時間は終わっていた。現金は一円もない。有るのはiPhoneとほとんど残っていない水飲み。汗でずぶ濡れで冷えてきた。

 不幸中の幸いだったのは実家まで歩ける距離だったこと。(これがなかったらもっと悲惨な体験になっていただろうし、めったにないラッキーパンチだ)

 実家に泊めてもらうことに決め、途中の交番にダメ元で寄ってみた。署員はパトロール中でいなく、電話対応だったが「カギ類はとどいてません」とのことで諦めて実家まで歩いた。この季節にしては気温が低い夜でずぶ濡れのままだったので徒歩では冷える一方で辛かった。走れば暖まるだろうが、インターバルをやった直後でアキレス腱に負担を掛けたくなかったので我慢して歩いた。

 親の家について事情を説明し泊めてもらった。(実家あるあるのやりとりは多数あったが割愛)

 翌日、仲介業者の開店時間を待って電話し事情を説明。親の自転車を借りて部屋に戻り、マスターキーを借りてきてくれた仲介業の店員さんに部屋の鍵を開けてもらった。部屋の中から免許証を持ってきて本人確認をした。

 その日の午後、再び仲介業の店員さんが来て、「近所の方が鍵をうちにもってこられました」・・・感謝!

 鍵を見たら、傷だらけでボコボコに凹んでいた。道路に落ちていたところを車に踏まれたらしい。でも、機能には問題がなかったので、今回の反省の意をこめて、この鍵を使っていきたい。自分の走行ルートのどこで落としたかは分からないが、少なくとも仲介業者に行くには車で6㎞近い距離を走らなければならない。わざわざ仲介業者まで届けてくれた方に感謝したい。

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