ママチャリ再生・・・したが・・・

親の家に放置されて何年も使われていなかったママチャリを再生した。後輪がぺっちゃんこで何の手応えもなかった。親に空気入れはあるかと聞いたら無いという。仕方がないので車を借りて社宅に帰りポンプを持って行ったら、言っていたところと全然違うところから出してきて悪びれるところがない・・・

 さっそく入れてみたが「シュー」っという音がして抜けてしまった。バルブが全く機能していないのが分かった。イギリスバルブの弱点である虫ゴムの劣化だった。ゴムが溶けて張り付いていてなかなか取れなかったが、5分近く格闘してなんとか新しい虫ゴムを取り付けられた。空気を入れてみたら問題なく空気が入り漏れもなかった。

 虫ゴムを換えて空気を入れたら普通に乗れる。雨の吹き込まない車庫に置いてあり、ほとんど錆びていないので、スタンドが少し錆びて動きが鈍くなっていたが、チェーンやクランク、ハブ、ステアリング周りは全く問題がなかった。さすがPanasonic。というか National。この自転車はPanasonicになる前の自転車なのだ。

 親の家から社宅までの往復とコンビニ・図書館・スーパー周回と合計10kmくらい乗ってみた。

 とにかくポジションが悪い。この手のママチャリはほとんど乗ったことがないので、ここまでひどいとは知らなかった。まず、シートポストが短いので好きな位置まで上げられない。グリップ位置が近く高過ぎるので上体が起き上がってしまう。グリップの方向がおかしいので、ハンドルを引けない。変速機がついていない。鉄のフレームに前かご、リアキャリア、両脚スタンド、フルチェーンカバーというフル装備なのに変速機がついていないのだ・・・しかもポジションが悪くて力が入らない。高校生が低いサドルで乗っていたり、ゆるい坂道を押して上っていたのはこのママチャリの仕様のせいだったか・・・バカにしてすまん。

 さらに、ライトがダイナモ式で球が切れているのか点灯しないし鍵が壊れていて鍵を入れても抜いても施錠解錠ができる・・・

 走りついては何一ついいことはないが、スポーツバイクにないメリットがある。かごが付いているので買い物に便利。スタンドが付いているのでスーパーの駐輪場で止める時に便利。リアにキャリアがあるのでコンビニにAmazonの荷物を受け取りに行ってメッセンジャーバッグに入らないようなでかい段ボールに入れられていても困らない。プロの自転車窃盗犯に狙われにくいので社宅の自転車置き場に置いても安心(MTBは室内保管している)。

 せめて3段の内装変速とハブダイナモ、フラットバーが付いていればもうちょっと使えるんだがなぁ・・どっかで中古自転車でも買ってくるかな・・・

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