『Fleksy』がついに日本語対応。KDDIの協力でフリック入力にも対応

20160126_flesky XOOM や iPhone 4S に入れてみていたが、「どうせ日本語じゃ使いものにならないだろ」と消していた。KDDI が目をつけてコラボしていたらしい。拍手を送りたい。 

 日本語対応したのかと喜び勇んで iPhone 6 に再ダウンロード(端末から消していた)したが日本語が使えるのは Android だけだった(ちゃんと書いてあった)。

 海外製のソフトキーボードがどんなに画期的でも(ここでもいろんなチャレンジャーを見てきた)、日本語では使いものにならない。その理由は、モバイルのソフトキーボードはPCでいうキーボードの部分というより、変換エンジンの性格が強いからだ。Flesky もキーボードのUI自体は特に奇抜なことのないオーソドックスなものだ。

 この記事で自分が「なおiOS版の日本語対応は検討中とされています。」という文を見落とすくらいに盛り上がったのは、KDDI研究所という日本の開発者が協力したという点だ。POBoxのようなローマ字入力予測変換が組み込まれていたら、qwerty でもフリック入力を上回るテキスト入力が可能かもしれない。スマートフォンでは無理でも、タブレットならその恩恵は計り知れないだろう。そうなったら Logicool ultra slim keyboard for iPad Air 2 をiPadと一緒に持ち運ばなくてもいいかもしれない(通勤時間が短くなってほとんど持ち歩かなくなったが、それは別の事情だ)。

 次に帰ったら久しぶりに Xoom を充電してFleksyによる日本語入力を試してみたい(Xoom にもいろんなキーボードが入っている)。

世界最速の文字入力アプリ『Fleksy』がついに日本語対応。KDDIの協力でフリック入力対応

世界最速文字入力アプリとしてギネス記録になった Fleksy が、KDDI研究所の協力で日本語に対応しました。QWERTY配列のローマ字入力に加え、新たにフリック入力にも対応。多少間違っても修正してくれる自動補正と、スワイプで確定や候補選択ができるジェスチャー操作が特徴です。

対応デバイスはAndroid 4.1以上。Google Play Storeで無料公開中です。なおiOS版の日本語対応は検討中とされています。

Fleksyといえば、「携帯電話を使ったタイピング」のギネス記録にも使われたキーボードアプリです。タップの相対的な位置から賢く誤入力を推定して、候補をリアルタイムに表示、スワイプで自動修正してくれることが特徴。

2015年12月時点で1000 万件以上のダウンロードがあり、Google Play のEditor’s Choice アプリとして選出されるなど、世界中で注目を集めていました。

長らく欧文を打つQWERTYキーボードのみで日本語には対応していませんでしたが、本日1月21日より日本語対応アップデートの提供が始まりました。

日本語版Fleksyのキモは、QWERTYの欧文版の流れを汲む強力な単語類推と訂正機能です。普段フリック入力を使っていると『平気です』が『平気でふ』になってしまう誤入力はよくあるのではないでしょうか。これは「さ行」をフリックしたつもりが、タップ位置が下の「は行」にずれたため。Fleksyではこれを補正できます。

Fleksyでは指でタップした位置の座標認識しており、例えば「は行」のキーの上端からスワイプすると、「さ行」のフリックの誤入力の可能性を認識、スワイプして自動修正補正できます。なお確信的に「は行」のキーど真ん中からフリックした場合は、意図的な入力と見なして訂正しません。このようにタップした座標も修正に利用します。

さらに修正候補の確定は右フリック、変換・修正候補を選ぶのは上下フリック、削除は左フリックなど、正確に狙ってタップする必要を減らしたジェスチャーUIも特徴です。このような強力な補正機能により、高速な文字入力を実現できるほか、スマートフォンでの文字入力に自信のない方もサポートできるとのこと。

日本語化にあたっては、KDDI研究所がFleksy社と共同開発し、従来実装していた欧文QWERTY入力に加えて、日本語独自の入力方式であるフリック入力に対応。またKDDI研究所の文字入力や自然言語解析の技術を活かし、日本語入力に対応した誤入力自動補正機能を実装したとしています。

FleksyはGoogle Playストアで公開中です。なおKDDI研究所が絡んでいるとのことでau端末にプリインストールされるのか勘ぐってしまいますが、KDDIの担当者によるとプリインストールについては何も決まったことはなく、「検討中」と話していました。

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