UI は単体で存在するのではない。

mens 右の写真は会社のビルのトイレの入口。元々は左のマークしか無かったのだが、先日右の資格の画像が貼り付けられた。スッキリとしていて新しいビルに合っているとは思った、が、分かりにくかった。

 男女のデザインを並べてやったのではないだろうか。男女のマークを並べれば、十分に識別できるに違いない。残念ながら、今回これが貼られたのは、構造上全く同じ視界に入らない所だった。

 単体で見たら「違い」の認識はできない。だから、それが何を意味しているのかすらよく分からなかった。

 このデザインがこのビルのためにだけに作られたものかどうかは分からない。なので、デザイナーというよりこれを選んだインテリアデザイナーに問題があるのかもしれない。トイレの入口が共通になっていて右か左に振り分けるためのものと入り口が離れている場合とでは必要な視覚情報はちがう。

 これはUI全てに共通する。このブログでは繰り返し、「大きさが変わればUIも変える必要がある。だから、iPhone と iPad の UI は変えないといけない。」と書いてきたが、それと同じことだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です