waze 道路種類について悩む

地図
編集前の地図
 waze でよく話題になるのが道路種別だ。道路の種類はナビの際の優先度を決定する。道路の優先度と距離を秤にかけてナビのルートが決定されるので道路種別をどうするかは重要だ。国道、地域の主要道、生活道路、走行非推奨(路地・私有地)は編集者によって基準がマチマチで場所によって違う。

 最近は実際の走行推奨度によって種別を決めるというのが大きな流れで、自分もこの流れに従っている。が、先日、走行非推奨の扱いで議論が割れた。自分は、住宅地の間の道路は基本走行非推奨にしている。地域住民やそこに用のある車(配達や地域住民の家への来客など)以外が近道として通過するべきではないと思うから。

wide street 最近開発された住宅地は、居住区と他のコミュニティに行くための道を厳密に分けてあることが多い。外との接触は2箇所に限って、そこを結ぶ線だけを太くして、居住区域の道は細いようなものだ。中には、蛇行させたりカラー舗装や障害物で速度が出ないようにしてあるところもある。また、このような本来の意味での「生活道路」は地域の社交場でもある。子どもたちがキャッチボールをしたりスケートボードをしたり、お母さんたちが立ち話をしていたりする場所だ。

 近くの幹線道路が渋滞したからといって、そんな住宅街を迂回路代わりに指し示すようにはしたくないのだ。

narrow street
東西
 右の写真が例だ。一番上が waze の編集画面(アカウトのある方はwaze編集画面も)。編集の手が加わっておらず、道路種別は「生活道路」。地図上は同じ優先度で検索されるしかし、実際は南北と東西とでは全く違う。南北はセンターラインと歩道付きで東西は一方通行で普通車でも徐行必須な細い道だ。自分は東西を「走行非推奨(露地・私道)」としている。

 問題は他にもある。「国道」の扱いだ。国道は一般道では最も高い優先度なはずだが、実情に合わないところがある。近くに片側二車線のバイパスが出来ているような場合には、国道は無視して欲しい。が、土地勘のないドライバーにしてみたら、「国道」という道路標示は走行路を決める際の重要な手がかりになる。たまたま国道の標識を目にしたドライバーがwaze上に国道が表示されて無ければ迷うだろう。

国道429号
国道429号
 国道も400番台になると、余程のことがない限り通りたくないような、俗にいう「酷道」であることも珍しくない。センターラインがないどころか、普通車がすれ違うのにも苦労するような場所もある。そんな峠は、地元の人間は余程のことがない限り入らない。そのようなところに導くべきではないが、国道には違いがない。これをどう処理するか。

道路種別は生活道路や非推奨にして名称を「国道429号」とかにすべきか・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です