logicool ultrathin Magnetic clip-on keyboard cover for iPad Air 2 #04 操作感

キートップの中心が微かに凹んでいる。キーは真四角で塩昆布のようだ。
キートップの中心が微かに凹んでいる。キーは真四角で塩昆布のようだ。
 TK710 とほぼ同じストロークでタイピングは楽しい。薄型のノートPCと同程度の打鍵感が楽しめる。打鍵感も静かでタイプ音を響かせたい病の人には物足りないかもしれない。

 配列はUS。iMac で US キーボードを使っている自分には都合がいいが、JIS配列のキーボードを常用している人には面倒かもしれない。

 TK710は一部の記号がトリッキーな配置になっていたが、iK1061 は記号を含め全キーがフルキーボード(Apple bluetooth keyboard)とほぼ同じで使いやすい。最下段のモディファイアキーの設定と配置が異なっているが、Mac や iOS で最もよく使う command(cmd)キーがスペースバーのすぐ左にあるので不便に感じることはない。Macのキーボード操作体系では control や alt(option)を使うシーンはあまりない。

 キーの最下段の左右の端が大きなダミーキーのようなゴムのキーが付いて、カバーとして使う場合にキートップとiPadの液晶が干渉しないためのスペーサーになっている。TK710 では小さなゴム足のようなパーツが角に埋め込まれているだけだったが、外れてトラブルになったことがあったのだろうか。このスペーサーは安心感があるが、最下段が手前ギリギリになったこともあって、左右のスペースが無くなり、モディファイアキーの数が減らされたようだ。これが、上に書いたモディファイアキーの配列の変更に繋がったのだろう。


向かって右が iK1061、左がTK710
向かって右が iK1061、左がTK710
 キーは6段。TK710 ではファンクションキーは fn キーと同時に押さなければならなかったが、iK1061 では独立しているので便利だ。

 TK710 に無かったスリープボタンが最上段の一番右にある。TK710 で「一番右上が backspace」という癖で押してしまって画面が真っ暗になることがあったが、これは慣れの問題だ。

 ただ、iPad の短辺が短くなった分キーボードの奥行きが短くなりキーが6段になったために最下段の手前にスペースが無くなった。広い平面に置いている時には問題はないが、電車内でバッグの上に置いて使うような場合にキーボードを安定させることができない。iPadとキーボードが軽くなったことで押さえる必要は減ったが、押さえられる安心感は得られない。ファンクションキー列で日常的に使うのはホームボタン(左上角)しかない。ここをモディファイアキー無しに使えるメリットは感じない。

 TK710 に対して良い点も悪い点もあるが、iPad Air 2 用のキーボードとして必要十分な機能・性能を持っていると思う。これは間違いなくオススメ。

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