netbook PC で名前を売った ACER が今度はチープAndroidに殴りこみ。これまでドッキングスマホは出していたが、日本国内では全く浸透することなく終わっているが、今度は SIM ロックフリースマホとブックオフの追い風を掴めるか。
ただし、この市場は既に激戦区だ。freetel を始めとして似たようなコンセプトの端末が次々発売されている。この市場で生き残るには薄利多売のビジネスモデルで勝ち残れるところだけだ。最近 freetel の広告をネット上で目にするが、この時期に一気に大量の端末を売ってシェアを伸ばしたいからだろう。「チープスマホといえば freetel」という印象にまで持っていけるかどうかに命運がかかっている。
ここでも興味深いビジネスモデルの戦いが見られる。販売網を持った企業と組んで対面で売るか、自社で通販するか、併用するか。自社ブランドの端末(どこかの中国メーカーのOEM)は売れれば利益になるが、インセンティブはないし、端末の広告まで自社でやらなければならない。大きなメーカー(例えば Asus)の端末を扱えば、知名度が高いし端末メーカーが広告をしてくれる。ただし、一台あたりの利益率は低いだろう。
MVNO の回線価格はほぼ横並びだ。回線品質も docomo の卸回線を使っているので同等。使ってる OS もハードウェア仕様もほぼ同一。どうやって差をつけるか・・・PCと同じ消耗戦だ。
すでに MVNO 回線を使っている自分としては、MVNO 業者別のパフォーマンス比較を見たい。理論値は全て docomo の最高150Mbpsで横一線だが、絶対にこのような理論値は出ない。実効的なダウンロード速度で比較できるようになれば、端末と回線を別々に買えるメリットを享受できるだろう。
日本エイサーは27日、SIMロックフリースマートフォン「Liquid Z200」で国内のスマートフォン市場に初参入すると発表した。発売日は1月28日。中古本販売チェーン「ブックオフ」(BOOKOFF)の一部店舗にて、丸紅グループが提供する格安SIMカードのブックオフオリジナルプランとセットにして販売する。想定売価は税別で1万円前後。
「Liquid Z200」は、エントリーユーザーを意識し、4型液晶とベーシックな機能を備えたSIMフリーのスマートフォンだ。自分にあった好みのユーザーインターフェースが選択できる「Quick Mode」(クイックモード)が特徴で、「フォトダイヤル機能」や「短縮ダイヤル機能」など、頻繁に利用するアプリだけを表示する「シニアモード」、電話とSMSに機能を限定する「ベーシックモード」、基本的な通信アプリを表示するスマートフォン初心者向けの「クラシックモード」、素早くダイヤルできる「キーパッドモード」の4つから選択できる。背面にはボタンが内蔵されており、ボタンを押してカメラを起動できる 「Acer RAPID」(エイサーラピッド)機能も備える。カメラ以外にも、使用頻度の高いアプリや機能を登録して起動できる。