土管屋ID (docomoID) with LINE、日本的、いや日韓的な・・・

土管屋ID
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 LINEが年齢制限をするのは間違っていない。その方法として自己申告ではなく、回線契約時に本人確認をしている携帯電話の契約情報を使うというのも(実際には契約者=使用者かどうかは分からないが)合理的だ。

 問題は中途半端な実装だ。LINE は電話回線のキャリアが docomo の場合は docomoID を使って年齢制限をチェックするようになっている。ところが、MVNO は docomo の電話回線を使っているが docomo の契約はしていないから docomo の電話番号は持っていない。だから、docomoID を e-mail による認証で取得したとしても、LINE の認証画面で電話番号を聞かれてアウトだ。

 どちらに非があるのかはわからない。docomo は MVNO を使っている場合はこちらから docomoID を作ってくれというフローを用意している。それなのに、LINE からの年齢確認に対して電話番号でのログインを要求するという矛盾した仕様となっている。更に、LINE でも docomo 回線ユーザに対して一律で docomoID での確認を要求するという融通の融通のきかなさだ。

 年齢制限をかいくぐるティーン・エイジャーを締め出すという強い意志かもしれない。これが有効で、これによりティーン・エイジャーが犯罪に巻き込まれるのが防げているというのならマイナーな MVNO ユーザが不便する程度のことは社会的なコストとして受け入れよう(たかが SNS のサービスの話だし)。他にいくらでも抜け道があるような年齢制限で年齢制限とは無縁(家族全員が成人)な人間が不便を強いられることに理不尽さを感じるだけだ。

 一つだけ他の方に参考になるとしたら、「スマートフォンしかネット端末を持っていない人が MVNO にすると LINE の検索機能が使えなくなる」ということ。

 すべて 2015年1月の経験を基に書いております。このエントリを後日に読む人は新しい情報を調べてご判断ください。

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