日経ビジネスオンラインのガラパゴスルール「通販王者はセシール」

 そういえば、先日TLを賑わしたトンデモグラフは日経新聞だった。日経ビジネスオンラインがどの程度日経新聞と人事的な交流があるかは知らないが、日経傘下には教育機関があり、日経関連企業の社員はそこで教育を受けさせられるはずだろう。だとしたらこんな記事が出るのは必然とも言える。

悪い例 まあ、右の表を見ていただきたい。この表をみて「セシールがネット販売王者」と思う人はすぐにバックボタンを押して去っていただきたい。時間の無駄だろうから。読んだ後で、「こんな戯言垂れ流しやがって」と苦情コメントを入れられてもうっとうしい。いいですか。注意しましたよ。

 「ネット販売王者」の定義が自分の感覚とずれているのだろう。自分の感覚で「ネット販売王者」といえば、販売実績と顧客が多いことが最大要件だろう。その上で反復購買や満足度といった定性的な基準で評価を補正したものだろう。そう、ツールの個人総合優勝者のようにだ。

 1万6421人もの有効回答数の調査で100件にも満たないものと1割以上あるものの割合を比べてどの程度の意味があるのか分からない。1000件以上のサンプルなのは Amazon だけだ。調査では 30 件未満は対象外としたとあるけど、31件のサンプリングしかないものも上位10位に入っている。31件といえば1件で3%もブレることになる。アホかwww

 セシール、「返品しやすさ」でネット通販王者に:日経ビジネスオンライン
ネット通販で「満足度指数」首位だったのは、カタログ通販を強みとするセシール。64.4点を獲得し、前回王者のJoshin web(ジョーシン)から王座を奪った。

【アフターサービス満足度調査について】

2014年7月2日~8月17日の間、日経BPコンサルティングが保有するインターネット調査システム「AIDA」を使用して実施した。日経BP社と日経BPコンサルティングが保有する調査モニター約17万人に対して月刊のメールマガジン「NBPC調査モニター通信」および電子メールでアンケートを告知したほか、日経ビジネスオンラインの登録会員33万人、日経ビジネスデジタルの登録会員約1万人に対して電子メールでアンケートを告知し、1万6421人から有効回答を得た。

回答者の平均年齢は50.9歳。男性77.2%、女性21.4%。主な職種は、技術職・専門職35.1%、事務職25.2%、経営者・役員8.6%、営業職7.8%、主婦6.2%。主な居住地域は、関東51.1%、近畿17.7%、中部12.0%。

満足度指数は、各企業の製品や事業のアフターサービス経験者に、アフターサービスの評価を「満足」「まあ満足」「どちらでもない」「やや不満」「不満」の選択肢から1つ選んでもらい、それぞれの回答者数に順に100、50、0、▲50、▲100を掛けた数値を合計し、その企業のアフターサービス経験者数(無回答は除く)で割ったもの。小数点第2位を四捨五入。▲はマイナス値を示す。アフターサービス経験者には、「問い合わせの分かりやすさ」「担当者の応対の丁寧さ」「対応等に要した時間」「解決策等の適切さ」「かかった料金や費用」という5つの項目別評価も尋ねている。

なお、回答が30人を上回った企業を満足度指数ランキングの対象とした。30人に満たない企業はランキング対象から除外し、一部を参考値として掲載した。調査項目によっては、社名よりブランド名を優先させた場合もある。

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