「約束守ったこと無いじゃない」>マイクロソフト、Surfaceプロジェクトの存続を約束

KONAMI Firefighter
その勇姿は消防士に似て
その勇姿は消防士に似て[/caption] Microsoft を Microsoft たらしめているパソコンOSの将来性に疑問を持たれている。それに対する戦略商品が Surface シリーズだ。Windows が存続するハードウェアプラットフォームを自ら開拓した意欲作で、このブログでは発表から動きを追っている(プレスリリースを読んだり、家電量販店の店頭の状態を見たりする程度だがww)。Microsoft から火消しのコメントが発表されたらしい。VAIO のようなフォロワーがやる気を無くしてプラットフォームから去ることを食い止めようと必死なのが分かる(瀧口さんが iOS デバイスに依存する Apple の体質について危険を唱えても Apple は何の発表もしなかったしする必要もない)。

 Surface プロジェクトは存続するだろう。しかし、それは消費者とマスコミが忘れてしまうまでで、その期間は信じられないくらい短い。発表時に iPad キラーとなるかと盛んに取り上げられた Surface RT について知っている人がどれだけいるだろう。Pro 3 が発表された時に RT の後継機種が発表されなかったことに気づいた人は少ない。

 iOS デバイスについて考えれば分かる。iPhone と iPad は1年もしないうちに次機種の噂が飛び交い始める。が、iPod classic については誰も何もいわかなかっただろう。そして、iPod classic がカタログから消えても、ほとんど話題にもならない。更に言うなら、Mac もそうだ。iMac の現バージョンが発売されて1年になるが、誰も気にかけていないだろう。これがコモディティ化だ。

 Microsoft や取り巻きのマスコミやドザーの皆様がどう考えていようが、市場は Windows PC について iPhone や iPad のように待ってはいない。というより、どうでもいい。Windows 10 になるからといって、今年 XP から 7 か 8 に買い替えた人たちにとっては全く関係の無い話だ。今年、たまたま XP の買い替え需要(日本では消費税増税の駆け込み需要という特殊要因もあった)で一時的にパソコン需要が盛り返したように見えたが、それは従来の買い替えペースを前倒ししただけだ。むしろ、今年から来年にかけての落ち込みは劇的なものになる。

 しかも、今年 XP から買い替えたようなユーザはパソコンを5年〜10年使う。だって、XPで困っていなかった人たちなのだ。OSのバージョンアップなんて面倒なだけだ。新しい使い方を模索することもない。興味が無いが必要に迫られて使っているだけだ。Windows 10 も Surface も関係がない。XP をメンテしてくれればよかったのにと思っている人たちだ。

 彼らが今年買ったPCを買い換える時に Surface Pro 20 とかはもう無いだろう。

マイクロソフト、Surfaceプロジェクトの存続を約束 – TechCrunch
Microsoft CEOのSatya Nadellaが今日(米国時間10/9)の午前に声明を発表し、同社のSurfaceプロジェクトは継続し、タブレット・ハイブリッドに投資を考えている潜在ビジネス顧客らに対して、彼らを見捨てるようなことはしないと訴えかけた。

この日MicrosoftのCEOは、Surface Pro 3を「エンタープライズクラスのデバイス」と呼び、同社は「現行のSurfaceプロジェクトを全面的かつ継続的にサポートする」と語った。、

発表の中でMicrosoftは、Surface Pro 3向けに発売されている周辺機器を次期Pro製品でも使用できることを約束した。Surface Pro からPro 2にデザイン変更した際、古い周辺機器は小さすぎて殆ど使えなくなった ― Surface Pro 3は画面がずっと大きい。

こうしてMicrosoftは、Surfaceプロジェクトが今後も継続し、Proシリーズのフォームファクターがある程度固定されることを公に約束した。これは、あなた方のSurface製品群への投資も、今のハードウェアへの投資も安全ですよ、という大企業ユーザーへのシンプルな売り込みだ。

Surfaceか打ち切られないというニュースは、朝起きるとだるく感じるのと同程度の驚きだ。TechCrunchが最近書いたように、Microsoftは将来の利益が見込めるならプロジェクトに資本注入する覚悟があり、この取り組みは戦略的にも重要だ。現金を持っている優位性を生かせなければ、裕福でいる意味はない。

さらに、MicrosoftはSurface Pro 3がWindows 10にアップグレード可能であることを示した。同オペレーティングシステムは、Windows 8.1ユーザーには無料で配布されると予想されている。Windows 10の詳細については、こちらを参照されたい。

最後にMicrosoftは、Surface Pro 3のセット商品をいくつか発表し、実質的に同デバイスのドッキングステーションを値下げした。Pro 3、Type Cover、およびドッキングステーションをまとめて買うと、100~150ドルのディスカウントが受けられる。Pro 3を買ってType Coverを買わないのはかなり間抜けなので、ディスカウントは事実上ドッキングステーションに適用されると考えてよい。

Microsoftは、もし潜在企業顧客から、Surfaceは存在するのかと詰め寄られていなければ、こんな事前アナウンスをする必要はなかっただろう。いつまで続くかはあなたが決めることだが、少なくともあと何世代分かは貯えがあると私は思う。

上に書いたことは、Surfaceか流動的でないという意味では一切ない。ARMベースのSurface機はもう出てこないかもしれない。その場合Surface製品にはIntelベースのProシリーズしかないことになる。1種類の在庫単位しか持たないことは、Microsoftに許される失敗の余地がさらに減ることを意味している。

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