第250回 Windowsの統合 / iPadを通してWindowsタブレットについて考えたこと (2014/7/27配信) | WoodStreamのデジタル生活 (マイクロソフト系Podcast)は面白かった。先々週くらいにアップされたが、人間病院ばっかり聴いていて聞く機会がなかったのだww
今回は大きく分けて二つ話題があった。一つは One Windows について。Windows Phone と Windows RT と Windows 8.1 が将来的に統合されるという話。番組内でも話されていたが、昨年頃から聞かれた話が、決算説明の際に現CEOが明確に言い切っただけだ。が、若干自分と評価が違うところがある。タブレットの位置付けだ。RT はディスコンだと考えている。RT という中途半端な OS はなくなり Atom 向けの非PCとPC用になると考えている。今回 Surface mini を出さないといったのも、Surface 2(RT) の後継を出さなかったこと、Surface Pro の液晶を 12 インチにスイッチしたことすべてが、純タブレットからの撤退を示している。木沢さんは初期型 Surface RT を定価で買ったエバンジェリストなので認めたくないが RT は黒歴史だ。Microsoft の黒歴史として大事に保管して置いて欲しい(どうせ使ってないでしょww)。
あとひとつは iPad 初期型をどなたかに頂いての感想。iPad について誠実に評価しているが、4世代前の機種と Surface と比較して「Surface も同じくらい快適なタブレット」というのはあまりに Microsoft に対して失礼だろう。「Surface に対して、過大な期待をしておいて、使えないというのは不当だ」と言っていたが、そういう期待を抱かせたのが Microsoft だということを忘れているようだ。ここでも散々指摘したが、「Office があるから PC と同じようにも使える」といったイメージの広告を散々打っていた。だから ノートPCと勘違いして RT を買う人やタブレットと勘違して Surface Pro を買う人がいたのだ。ショボイタブレットとして Surface RT を買った人や Windows PC と思って Surface Pro を買った人は後悔していないだろう。
後、windows で 4 インチから 80 インチまでを一つのアプリでカバーできるとも言っていたが、UIについての意識が低すぎる。iPhone と iPad ですら違うUIを設計しなければならない。そうしていないアプリは使いにくい。メモリやエンジンパワーも違う。AC電源で動くデスクトップPCと携帯電話とで同じ設計ではどっちつかずにならざるを得ないだろう。それに、80 インチ用のアプリって何?大きさが違えば用途から違ってくるだろう。そんなものに同じアプリを使いたいか?