「萎える」ということ、waze の編集方針と情弱リーマン

 「萎える」というのは、「やる気をくじかれる」とも「嫌気がさす」というのも違う。外的要因によって、脱力感を伴って、「もう、どうでもいいや」という気持ちにさせられる感覚が近いと思う。この言葉がぴったりな事象に連続して遭遇すると、悲しくなってくる。

Waze

 先日の道路の他にも自分が行った編集を台無しにされていた。編集されたことを怒っているのではない。自分の編集方針と違うのも構わない。問題はその編集に矛盾があってデタラメになってしまっていることだ。

livemap-good この20年くらいの間に作られた住宅地は共通したポリシーがある。通過車両が住宅街の中をバイパス代わりにしないように設計されている。幹線道路との出入口を限り、住宅街の中の幹線道路をつなぎ、住宅はそこから入った所に並べている。

 なので、自分は、住宅街の出入口とそれを結ぶ太い道路を「生活道路」とし、それ以外は全て「走行非推奨」にしている。走行非推奨にした道はナビのルートにならない。これを具現化したのが右の図。実際に現場を自転車で走り回って確かめたので間違いない。

 こうすることで、たとえ方角的に近道であっても住宅地の細い道を突っ切るようなルートが表示される心配はない。

livemap-bad 上と同じように編集していた場所で「走行非推奨」が「生活道路」にされた場所。ナビ画面ではこのようになってしまっている。これだと、どの道を通ればコミュニティ外に出られるのか分からないし、住宅地の信号もない歩道もない子供が遊んでいたり、主婦が立ち話をしているような道路がセンターラインと歩道が完備したような道と同じ扱いになっている。

 一番問題なのは一貫性がないことだ。同じ太さの道が途中で細くなったかのような表示されている。将来的にこの付近全部を「生活道路」とするのなら見解の相違だが、今の状態では改悪でしかない。自分と異なる編集方針を持って編集されるのは構わない。それならそれで、その編集方針に合うように周辺もすべて矛盾なく編集して欲しい。でないと、ナビとして機能しなくなってしまう。

 また、ここからは、編集方針の話になるが、この人の編集方針では「Waze 地図編集者の憂鬱」で取り上げた片側2車線の道路と住宅街の道路とが同じ種別だ。自分はこれに強い違和感を持つ。

 住宅地の、住人やそこに用があってくるような人しか通らないような住宅街の道は、部外者が抜け道に使うべきではないと考える。こういったことがガイドラインとしてまとめられていないことにも萎える。

ナニな人物

 他部署に配付しているワークシートを見たら、表示倍率が120%で枠線も非表示になっていない。見出しも見づらい網掛のまま・・・従来から言ってあるのに・・・

 その資料はシステムから打ち出したものを加工して作っている。システムは、定型的な処理を行う必要が有るために打出に最適化されているわけではない。時間をかけずにそのまま送信するなら構わない。が、手で編集しているのだ。手で編集するついでに幾つか設定を替えるだけで大きく使いやすくなる。なぜそれをしないのかだ。

 その作業が面倒なら最初だけマクロレコーディングで実行し、同じフォーマットのファイルを編集する際に実行すればいい。その程度のことは教えてあるのになぁ・・・

 また、別の部署から送られたワード文書もひどかった。頭を揃えるのに一番やってはいけないスペース揃えをやっている。ワープロ時代かよ・・・

 二人とも、入社後5~6年の中堅だ。そろそろ後輩に指導する立場だ。こんな若い層がまともにソフトを使えないのなら、「情弱の高齢者が消えれば全員がPCを使いこなして業務の効率化が達成される」なんて夢の夢だ。

 自分と同年代から上の層に期待できないことは10年以上前に悟った。だから、「こんなことも解決できないのによくWindows使ってるな」というような自体に遭遇してもがっかりしない。むしろ、「おぉ。そう来たか」という感じで笑っていられる。考え方を提示したり教えたりはしない。解決方法だけを手取り足取り教えるだけ。「XXというメニューを実行したらこんなのが出るからここのチェック外してOK押して」だ。

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