iOS 7.1 は老人に歩み寄るか。

 ちょっとは反省したか。クールかクリーンか知らんが、押してみないとボタンなのかラベルなのかわからなかったり。細くて低いコントラストのテキストで文字が読みにくいなどというのは本末転倒だ。

 先日、親の iPad 2 を見てカレンダーの使いにくさに愕然とした。(自分は業務のスケジュール管理は Garoon でやっている。個人のスケジュールはあまりないが、Google カレンダーと iPhone 上の PocketInformant で行っているので iPad のカレンダーを開いたことはない)。十分な広さがある iPad でなんであんなに小さくて細い文字を使う必要があるのか。7.1 アップデートでこれを改善できるオプションが導入されたのは良かった。早速 iPad 3 をインストールして文字の設定を変えてみた。iOS 7 のクリーンでフラットな感じは減ったが読みやすくなった(カレンダー)。

 ボタンとラベルテキストが分かるようになったのも改善、というか、元に戻ってよかった。慣れ親しんだ分かりやすいGUIを反故にすることのコストに対する洞察が無かったのは返す返すも残念だ。取ってつけたような今回のボタン表示は残念な仕上がりとなっている。Apple はこの反省に立ってフラットデザインと実用的な GUI とを高次元に満足させる GUI を創造してほしい。

 実家に帰った時 iPad 2 を 7.1 にアップデートした。字を大きく太くし、ボタン表示にしたら使い易くなったようだ。自分の iPad 3 は「文字を太くする」だけをアクティブにした。ボタン表示を入れるとボタンは見易くなるが、リンクテキストに下線が引かれるのがうっとうしいのでやめた。

iOS 7.0.xとiOS 7.1のデザイン変更点を比較まとめ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です