VAIOの国内シェア減少に歯止めかからず

201435_00 Apple の真似をしただけじゃダメだ。ソニーが Apple store 開店以降の iOS デバイスと同じくらいの訴求力のある商品を持っていないことが原因なのだから。これは Surface shop を一部のシャレオツ向けにやっていた Microsoft にしても一緒。Microsoft shop を展開しても閑古鳥が鳴くだけ

Sonyが米国内小売店舗の2/3を閉鎖 | TechCrunch Japan

 Woodstream 第229回 MWCで発表されたWindows 8.1 Spring UpdateとWindows Phone 8アップデート (2014/3/2配信)では VAIO が売り切れ続出と興奮されていたが、ビジネスレベルで見たら下の通り。だから VAIO を手放すんだろう。

 今のラインナップだけを見てパソコンを購入するのはヲタクだけだ。彼らは2~3年でパソコンを買い換える。VAIO が不調になって修理ができなくなったら、パソコンを買い換える口実にしかねないwww後、レビュー記事を書くライターの感覚はさらにズレる。彼らは最新のモデルを使って祭り上げるのが仕事だ。だから、XP をだましだまし使っているような人間とは違う。そして、パソコンメーカーの収入を支えているのは XP をだましだまし使っているような一般人だ。ソニーのパソコンはネット上で声の大きな人達に支持されたが、サイレントマジョリティへの訴求が弱かったのだ。

 こういうことは Apple でもある。取り巻きの声の大きなマスコミ関係者やメーカーに近い詳しい人達の声だけを聞いて好調と思っていたら決算で大赤字。Apple がユーザーグループから距離をおいたり MacWorldExpo に出品しなくなったのは、ビジネスをボリュームゾーンに向かって展開する際のフィードバックを誤らないようにするためだったのかもしれない。

 まあ、自分のような「HyperCard を入れてくれ」とか言うようなヲタの意見を取り入れていたら大損するだろうww
VAIOの国内シェア減少に歯止めかからず ~事業売却を発表以降、サポートに不安感か? – PC Watch
ソニーのVAIO PC事業の売却発表以降、国内PC市場におけるソニーのシェアが、週を追うごとに減少していることが明らかになった。

 全国の主要量販店のPOSデータを集計しているBCNによると、ソニーのシェアは、2013年12月には11.2%と2桁シェアを確保。NEC、東芝、富士通に次いで4位だった。2014年1月には、8.3%となったものの、4位を維持していた。

 これに対して、ソニーがVAIO事業の売却を発表した2014年2月には、シェアは6.8%に減少。NEC、富士通、東芝、レノボ・ジャパン、日本エイサーに次ぐ6位に後退した。

 カテゴリ別にみると、ノートPCでは、2013年12月には11.8%だったシェアが、2014年2月には7.6%に、デスクトップPCでは、2013年12月には8.2%だったシェアが、2014年2月には2.9%へと大きく減少した。

 週次の集計をみると、徐々にシェアが減少していく様子がさらに明確になる。12月30日~1月5日の集計では、9.2%のシェアとなっていたソニーは、1月は毎週8%台のシェアで推移していたものの、VAIO事業の売却を発表した2月6日を含む、2月3日~9日の集計ではシェアが7.2%と7%台前半に減少。2月10日~16日には6.4%、さらに、ソニーブランド最後のVAIOとなる「VAIO Fit 11A」が発売となった2月22日を含む2月17日~23日も歯止めはかからず6.6%と6%台に留まり、2月24日~3月2日も6.5%とやはり6%台で推移。シェアは縮小傾向を続けている。

 ソニーの関係者によると、「米国では販売店からのキャンセルが相次いでいるが、日本では、Windows XP終了前の駆け込み需要が、個人ユーザーにも波及しはじめたことで、VAIOの在庫を確保したいという声がある」として、ソニーブランド最後となるVAIOによる、シェア巻き返しを期待させる動きもある。だが、現時点ではシェア縮小には歯止めがかかっていないのが実状だ。「ソニーブランド最後のVAIOというプレミアム感よりも、その後のサポートに対する不安感の方が強いのではないか」との見方も出ている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です