Win 8 需要も XP 買い替え需要も完全に空振りか。というより、XP ユーザが Android に流れただけでともいえる。Android メーカーは Windows PC メーカーなので、売上額の減少は端末単価の減少(PCとタブレットの価格差)くらいしか無いが、Microsoft にとっては純減だ。
「タブレットを買っても使い道がない」とか「ノートPC持ってるし・・・」というアンケート結果があった。確かにそうだ。しかし、それは PC を持っているという現状を前提としていて、タブレットの評価ではない。前後の問題でしか無いからだ。「パソコンと同じことしかできない」は裏返すと「タブレットがあればパソコンと同じことができる」なのだ。先にタブレットを買えばパソコンを買う必要がなくなる可能性がある。
そして、これまでインフラの未整備だった地域が無線通信で繋がるようになる。それらの土地では初めての回線がLTEのモバイル端末となる。彼らがスマートフォンの次に選ぶ端末がパソコンとは思えない。
メジャープレーヤーの 2013/9~12 四半期の決算が出揃うのを楽しみに待ちたい。
アジア太平洋地域のPCの売上台数は2013年に10%減少…減少率二桁の大台に乗る | TechCrunch Japan
IDCの調査報告によると、日本を除くアジア太平洋地域の2013年のPCの売上台数は前年比10%減の1億800万台となった。減少率が二桁となったのは、近年では初めてである。
トップは依然としてLenovoで、24.9%のマーケットシェアを握っているが、同社も売上台数は減少し、その前年比減少率は9.5%だった。唯一伸びたのはHPだが、それは昨年インド政府が同社に大量の発注をしたためである。
世界のほかの場所と同じく、PCメーカーはアジアでもスマートフォンやタブレットに押されている。モバイル方面の調査会社Mediacellsによると、2014年にはインドと中国を合わせて約10億台のスマートフォンが買われる。
IDC Asia/PacificのHandoko Andiはこう言う: “2014年もPC市場にとって困難な年になり、そのほかのデバイス間の競争のあおりを食らうだろう”。
“昨年は2年続けて減少を経験したため、PC市場にとって暗い年だった。他のデバイスに市場を食われ、経済に関しては悲観主義が蔓延し、為替レートも向かい風だったから、市場は伸び悩んだ”、とAndiは続けた。
本誌TechCrunchのライターAlex Wilhelmが今月の初めに指摘したように、PC市場の歴史において2013年は最悪の年となるだろう。
アジアの途上国では、初心者ユーザの多くがPCをバイパスしてスマートフォンやタブレットでコンピューティングを初体験する。今年もその傾向は続くだろうから、PCの盛り返しは期待できない。
Gartnerは1月9日に、世界のPCの売上台数は史上最悪の減少を記録した、と報告した。その主な原因は、途上国に市場おけるスマートフォンとタブレットへのシフトだ。