podcast : woodstream #222 HyperCard と 「使いこなし」について考えた

HyperCard icon 第222回 Windowsタブレットに必要なアプリ?(2014/1/12配信) | WoodStreamのデジタル生活 (マイクロソフト系Podcast)でHyperCard という単語がこの番組で出てきた。タブレットのフルスクリーンアプリとしても可能性があるソフトだと思う。アプリが開発されれば Android や Windows でも構わないから移行する。このソフトは自分にとっては Killersoft だ。このソフトが使いたくて Macintosh SE/30 を3年ローンで買ったくらいだ。

 開発環境が欲しいというのには同感。OS によらず今のコンシューマデバイスはプログラミング環境を持たないものが多い。Mac の場合は Apple script があるが、一般ユーザが作るには敷居が高く、そもそも存在を紹介されていない。そんなものがあるとは知らない人が大半だろう。とはいうものの、プログラムすることが生産であり他の活動は娯楽だとするのは間違いだろう。宮﨑駿がスケッチブックと鉛筆で創造するのと同様に、タブレットやスマートフォンで創作する人もいる(そのうち、スマートフォンで書いた小説が権威に付く時代がくるだろう)。プログラミングは開発環境がなければできないというだけだ。

 木沢さんのような方をして、「Surface を使いこなせてない気がする」と言わしめるのは何なんだろう。PCでもスマートフォンでもタブレットでもそうだが、「使いこなす」ということの意味に疑問を持った。SNS アプリしか使ってなくても十分使いこなしていると言えるんじゃないだろうか。高級一眼レフを持っている人がいて、一方はカメラ任せでいい写真を撮る、一方はカメラの全機能を熟知しているが写真は今イチだったらどちらが「使いこなしている人」なんだろう。また、道具の用途を全部使うためにタスクを考えるのは本末転倒だ。自動車の発煙筒なんて使わずに済めば越したことはない。

 Surface のキックスタンドは膝の上において使うことを想定していないと思う。木沢さんは色々と工夫されているようだが、構造的に無理がある。これは Surface の問題ではなくキーボードとキックスタンドの問題だ。膝の上でタブレットを使うもっとも合理的な形は Logicool の Ultraslim keyboard cover タイプだと思う。このシリーズが Surface に出れば自動的に膝に置いて使えるようになるはずだ。しかし、Surface シリーズは純正のキーボードの印象が強すぎるのと同時に販売数が少ないのでサードパーティの参入が妨げられている。

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