アンドロメダはこんなに大きくて近い

photo_andromeda こんな視点は無かった。地球からの視野角が月より広いというのは知らなかった。どんだけでかいねん。

 40億年くらいしたらアンドロメダは天の川銀河と衝突するらしいが、この写真を見てさもありなんと思った。銀河系とアンドロメダ銀河の衝突合体のように一つの銀河系になるそうな。天体同士の衝突ということはほとんど考えられないくらい低いらしいが、近くの空間で新星が発生したら夜空は華やかになるんだろうな。それでなくても、衝突後期には数十万光年先に発生するクエーサーの明かりが満月を上回る輝度で観られるほどの明るさになって銀河系を照らすらしい。他の銀河系に生まれた生命体によってはこのシミュレーション動画のような姿が観測されるかもしれない。

andromeda 銀河×アンドロメダ星雲衝突は約40億年後。そのとき地球の空はこんなすごいことになっている(NASA):GIGAZINEの上の動画は更に面白い。もし、地球上に今の人類と同じ視覚をもった生命体がいたら観られる夜空らしい。実際に肉眼で見たら今の天の川もあんなに暗いのだから天の川が交差するような感じでしか無いだろうが。それに、人間の寿命のスパンは動画のワンカットを一生見続けるということでしか無い。

 途方も無いスケールだが、アンドロメダ銀河と天の川銀河の距離とそれぞれの大きさを考えると宇宙空間では衝突しても不思議がないくらい隣接していることが分かる。隣接しているというより太陽系ができる前の銀河系形成時からお互い引き合って近づいて来ている最中ということなのかもしれない。それは下の図を見れば分かる。野球のボールとゴルフボールを野球のボール10個分の位置に並べたようなものだ。
distance-galaxy

ただし、太陽の巨大化に伴い地球の温度が上昇しアンドロメダ銀河と衝突するはるか前に現在の動物が生きられる環境ではなくなっている(二酸化炭素による温暖化とかいうレベルではない)ので、劇的な生態系の進化が無ければ見ることはできないだろう。タイムマシンが開発されてもこんな先の地球に行ったら即死だ。

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