自宅サーバの終焉

Duron server 自宅サーバを公開していた。というか、今でも半公開状態だ。MovableType が2007年5月に動かなくなってしまった。Linux の自動更新でツール間の互換性がとれなくなったのではないかと思うが回復するスキルはない。そう思うのは、cgi 自体は動いていてログイン画面を返し、検索も動く。そして、カテゴリでのページ送りのときに PHP のエラーを吐いてくるからだ。その後、MovableType のバージョンを上げて新規インストールをしようと思ったがまともに動いてくれず放置した。

 自宅サーバへの関心が薄れた頃に、Dydns.org が無料ダイナミックDNSの廃止を決定した。これで完全に自宅サーバはネット上から消失した。このドメインが使えないということは自宅サーバが回復しても関連するリンクを全部張り直さないといけないということだ。これでは他のサーバに移行するのと同じ労力がかる。そして、自宅サーバは今でも、外部からのアクセスはゼロのまま、動いている。

 自宅サーバを落とさなかったのは、LAN 内では正常に表示されるから。LAN内は自宅サーバ内のDNS(name.d)があるので、以前のドメインが存在するように見える。MTのメンテナンスはできなくても記事は読み出せるので、コンテンツをここに一つずつ移動した。作業を開始し数年間かかってやっとメインのブログだけ移植できた。後は、静的htmlのライブラリだけをコピーすることにした。

server usage なお、自宅サーバが不要になった大きな原因はレンタルサーバの値下がりだ。値下がりというか、値段据え置きで容量が大幅に増えたことにある。ここは lolipop のレンタルサーバ上にあるが、最初は 200MB だった容量がいつの間にか 50GB に増えていたのだ。自宅サーバのフリーエリアと大差がない。少なくとも自宅サーバよりは安全だ。また、これまた知らない間に、WordPress を複数インストールすることもできるようになっている。サブドメインでも別のドメインでも運用が可能だ。これで、オリジナルのドメイン名を含めて年間 1 万円未満だから自宅サーバの電気代より安いかもしれない。

 休み中に新たにドメインを作ってこのサーバでホストすることにした。過去の私的な戯言はそちらに保存することにした事で、コンテンツの整理ができた。

 コンテンツの移行で苦労するのは CMS を使った動的コンテンツだ。データは全て直接ダウンロードできるが、html になっていなかったり、上に書いたように内部リンクがフルURLになっているものがある。フルURLのものは書き換えないと写真が表示されないし、サイト内の別ページに移動するリンクが切れる。この点、cgi を使わずに html を手書きしていた頃のサイトは簡単だ。フォルダごとコピーすればそのまま当時の状態が復元される。

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