OS のメジャーアップデートはいつでも悩ましい・・・

 自分の iPhone 4S は iOS 6.1.1 だ。特に困ってはないが、アプリの中には最新のアップデートが適用されないものが現れた。App Store の更新バッジがあったのに対象外でガッカリということにも遭遇するようになった(今は iOS 7 専用のアップデートは表示されなくなっているが)。新しいバージョンのアプリを使いたいなら iOS 7 にするしかなくなる日は近いのだろう。PC市場が20年近くかかってやったことを数年でトレースしているモバイル OS だから現在の環境にとどまることは無理なのだろう。

 iOS のバージョンアップでこの手法が不可能になる前にやっておきたいのだが。3GS を使っていた時に何も考えずにアップデートしていたら Jailbreak できないバージョンになっていて泣いた記憶が蘇るから(その後 Evesi0n の登場で可能になった)。

 しかし、Jailbreak 環境の移行が面倒で手を付けていない。JB アプリが iOS 7 に対応しているかどうかも気になる。iOS 7 にバージョンアップして JB できたが今の環境に戻せないのなら無意味だから。一度 iPad 3(iOS 7 インストール済み)で試してみるか・・

Appleの要請: 2014年2月1日以降提出のアプリはすべてiOS 7対応とすべし | TechCrunch Japan
Appleのデベロッパポータル上の最新記事によると、2014年の2月1日以降提出されるiOSアプリはすべて、iOS 7対応でなければならない。新作アプリだけでなく、既存アプリのアップデートも然りである。で、そのためにはデベロッパは、64ビットのサポートやプロセスをバックグラウンド化するAPIのある最新バージョンのXcode 5を使用しなければならない。

過去2年間のAppleは、デベロッパがOSの最新バージョンをサポートすることを、これまで以上に熱心に奨励してきた。そのためにAppleは毎回、最新バージョンのOSの採用率を公表してきたが、それらはとてもとても高かった。iOS 7の場合は、どのイベントにおける発表でも全iOSユーザの76%でトップであり、そしてその最新の数字を、今では同社のサイトに載せている。

iOS 7は変化がこれまでになく大きいから、Appleはアプリのアップデートに関してさらに躍起になっているのかもしれない。とくにiOS 7は、多くの複雑なフィジカル言語を導入し、これまでデベロッパがユーザへの指示に使っていたビジュアルなキューの多くを剥ぎ取ってしまった。だからアプリのルックスからして大きく変わってしまい、アップデートしてないアプリが場違いにも見えてしまう。

ただしAppleの記事をよく読むと、デベロッパへの要請はアプリを支える構造が中心で、外見は重視していないようでもある。つまり、アプリをiOS 7向けに‘最適化’し…何が最適化か?…、新しいXcodeでビルドするのだが、デザインは変えなくてもよい。ただしAppleの標準のUI成分は新しいSDKにおいて変わってしまったから、旧アプリをアップデートする場合でも、ルックスと機能の修正がある程度は必要だろう。

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