使えるマカーはみんな Time Machine

2013125_TimeMachine 「タイムマシンが実現されるまでは Time Machine で凌ぐ」にも書いたが Mac OS X の Time Machine には何度も救われた。今では iMac 本体の HDD と同じくらい重要だ。というより、Time Machine バックアップがある前提で運用している。OS のバージョンアップや HDD のトラブルに遭っても焦らないでいられるのはこれのおかげだ。今回 iMac を 2013 に更新したときも威力を発揮してくれた。

 最初に電源を入れてから前のマシンと同じ環境にするまでに半日もかからなかった。しかも、その内 2 時間近くはプリインストールされていた OS のアップデートと新バージョンの OS のインストール作業だった(Mountain Lion のアップデートが不要だと気付いたのが開始してからだったのだ)。

 そんな Time Machine のメリットを新たに発見したのでこのエントリを起こした。Time machine を使い始めてから Mac 本体を代えたのは初めてだった。これまでも、iMac 環境を娘の MacBook pro に移植したことはあったが、iMac と Time Machine との関係は変わらなかった。

2013125_TimeMachine-dialog 今回は、Lion の iMac から Time Machine に保存した環境を Mavericks の iMac に移植した(右上図の 1 )。そして、新しく買った LaCie 3TB に LaCie 1TB のバックアップデータをコピー(3)しようとしたが、ダイアログ(右下)が出て実行できなかった。Time Machine バックアップファイルは見た目は普通のフォルダだがただのフォルダではないらしい。Appleの「Time Machine:既存のバックアップドライブから新しいバックアップドライブにバックアップを転送する方法」を見つけて対応した。

 1TB上のバックアップファイルが iMac 2007 と紐付いているのが原因かと思い、1TB を Time Machine のターゲットとして Time Machine を実行した(2)。予想通り iMac 2013 のシステム関係のバックアップも含まれたようで 28GB ものバックアップが行われた。そのあとでやっと 1TB から 3TB へのバックアップファイルのコピー(3)が可能になった。新しいドライブは USB 3.0 だが 1TB のドライブは 2.0 なのでコピーの速度は 2.0 の転送速度で行われ、朝起きても終わっていなかった(この時点で 6 時間半経過)。帰宅後、1TB を外して 3GB をターゲットとして Time Machine を再開。晴れて新品の iMac に昨年までの記憶が植え付けられた(4)。これ、ほんとにスゴイ。

 なぜこれをしたいと思ったかというと、3TB に新規に Time Machine を作成しても過去に戻ることはできないからだ。 1TB には昨年の7月くらいからのデータがバックアップされている。使うかどうかは分からないが、これが心強い。先日の iTunes の仕様変更によるエピソードの大量消失から復帰出来たのもこのおかげだった。

20131205_timemachine-switch この途上右のようなダイアログが出た。1TB をつないだ状態で 3TB をターゲットとして Time Machine を開始しようとした時だ。「両方を使用」を選ぶと複数の外部ドライブをつないで交互にバックアップを取るらしい。本当に重要なデータをバックアップしなければならないようなケースではデータの冗長性を上げられる。しかも raid と違って専用のソフトも要らないし、高速のハードも要らない(速いに越したことはないが。効果を体感することはあまりない。というか体感したくない)。

 こんな機能があるとは全然知らなかった。たまたま複数のドライブをつないでバックアップの設定をしたから気づいただけだ。もっと Time Machine を押していこうよ。ホントに素晴らしい技術なんだから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です