“Nielsen Norman Group、iOS 7 を酷評する” from TidBITS 日本語版 #1196/21-Oct-2013

 iPad におけるフォルダの表示件数減少について言及がないのは残念だ。みんな気になってないのかな?

 後、「コンテンツと見分けがつかないアクションラベル」については同意。ラベルなのかクリッカブルなオブジェクトなのか押してみないといけないのは Apple のユーザインターフェイスガイドラインに即していないのではないか。

 「Apple はアイコンを変更することによりユーザーが学んで身に付けるのに費やしてきた数百万時間をぶち壊した。」にも同意するが、この程度はこれからずっと続く上の問題に比べて小さい問題だ。

 この学習効果の破壊行為については Office のバージョンアップの罪ははるかに重い。特にひどいのが office 2003 から office 2007 に行われたリボンUI導入だった(2010,2013はその延長上)。未だにこの代償をユーザは払わされている。XP マシンは時期的に 2003 を搭載しているものが多く、これからこれらのユーザが windows 8.1 + office 2013 の学習をしなければならなくなる。これは現場に大混乱を招くだろう。

Nielsen Norman Group、iOS 7 を酷評する — Nielsen Norman Group (NN/g) は使い勝手の権威 Jakob Nielsen と Don Norman が創設したユーザー体験専門の会社だが、ここが iOS 7 に対する評価を発表した。その判定結果は良いものではなかった。「iOS 7 用に再デザインされたアプリケーションを使ってみた初期の体感はかなり否定的だ。iOS 6 バージョンに比べて使い勝手が悪くなったものもいくつかある。」とりわけ NN/g は次のような点を指摘した: コンテンツと見分けがつかないアクションラベル、混乱を招きやすい日付ピッカー、混乱を招きやすいスワイプアクション (例えば Spotlight を出そうとして Notification Center を呼び出してしまうなど)、多くのアイコンが再デザインされたことなど。アイコンの再デザインについて NN/g は次のように述べた:「Apple はアイコンを変更することによりユーザーが学んで身に付けるのに費やしてきた数百万時間をぶち壊した。」しかしながら、NN/g は iOS 7 のデザインに致命的欠陥がある訳ではないと述べつつ、Safari の中でコントロールがうまく隠されていること、グローバルなフォントサイズのコントロール、新装された Settings アプリなどを高く評価した。

引用元: TidBITS 日本語版 #1196/21-Oct-2013

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