Pro HDR(iOS app)

「iOS 4 のカメラアプリには HDR が搭載されているけど 3GS では使えない」という発表があった時に、「HDRとはなんぞや」といろいろと調べた。で、3GS で試すために、フリーのアプリやこのアプリをダウンロードした。

 このアプリは様々な設定ができて奥深いが思い通りの仕上がりにするのは難しい。また、iOS の HDR と異なり、かなり強めの補正を行う。ドラマチックな効果をもたらすことは可能だが、境界付近に不自然なオーラ状の色ムラが発生する。これは、効果を強くすればするほど強く現れる。ドラマチックということは一方では不自然ということだ。pro HDR はどちらかと言うとドラマチック寄りで iOS のカメラのHDRは自然に近く、HDR fusion はその中間程度だ。同時に、iOS、HDR fusion、pro HDR の順で表現の自由度は上がる。pro HDR で追い込めば、狙っているものに近い写真を創ることが可能だろう。しかし、その分やることが増えるということも意味していて、かなり面倒くさい。


 左から iOS のカメラによるHDR、HDR fusion、ProHDR。最も自然なのは iOS のHDR。

 基本的な使い方は下の記事が例もあって分かりやすいので、興味を持った方はそちらをご覧頂きたい(404になったら諦めてください)。同じ事を書いても意味が無いので、自分なりのコツを紹介したい。HDR pro はおそらくシャッタースピードの差を使って明るい写真と暗い写真を撮る。その際に、マニュアルでは2箇所のスポットが正常に写し取れる露出を使う。なので、スポットを置く場所によって効果は違ってくる。両方の写真で白飛びや露光不足で真っ暗な箇所は補正後も白飛びや潰れが残る。コントラストが強い所では肉眼でも白飛びで見えなかったり暗くてよくわからない箇所は発生する。なので、肉眼で見ても白飛びや潰れるような箇所はそのままにしておくほうがより自然になる。

  1. 一番はっきりと写したい部分にターゲットを置く。
  2. 1の箇所が明るい時には、2つ目のターゲットをそれほど暗くない所に置く。(明暗逆の場合には逆)
  3. これで撮ってみて、不自然な感じがしたり、オーラが発生するようならより明暗が近いところに2つ目のターゲットを移動して撮り直す。
  4. 3を満足できるまで繰り返す

 
ASCII.jp:HDR設定をカスタマイズできるカメラアプリ「Pro HDR」を徹底解説 (1/3)|柳谷智宣の「神アプリの説明書」

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