iRiver T20 512MB (2) ハード雑感

T20-05 背面は金属製*(プラスチックメッキと思われるが)で、指紋が残り易い(これについてはiPodのHDDモデルも同様だろうが)。モデルナンバーやシリアルナンバーがステッカーなのが手抜きな感じだ。

 写真の向かって右側にUSB端子があり、スライド式に出し入れするようになっている。端子にはゴムキャップを差し込むようになっていて、PCにマウントするときは外す必要がある。スペース的な制約は大きいだろうがもうちょっと何かなかったのかと思われる。

T20-06 横はもちろん、縦に並んだ本体ポートでも他のUSBデバイスと物理的に競合してしまう。shuffle は横では干渉することもあったが、縦並びのポートで使えなかったことはなかった。長さが増えてもいいから厚さか幅かを減らしてほしかった。

 この機種は、USBポートに挿入したまま操作することができる。しかし、USBポート二つを占有するのがネックとなる。

 ボタンのレイアウトに残念感が漂う。液晶表示に正対して上下面に大きなボタンが各3つ配されている。どのボタンも、自然に手にしたときに指にかかるところにない。

 メニュー操作をするときにメニュー表示・backボタンがわりになるボタンと、決定ボタンとして使われるボタンとが対称的な位置にある。階層を移動して行くときに交互に使うことが多いので、ボタンを押すときに反対側のボタンが押されてしまうことがあった。マニュアルにあるような持ち方で両手で持てばミスはないだろうが、両手で持たなければ操作しにくいようなインターフェースをこんな小さなデバイスに採用するのは間違いだろう。

 新品だからかもしれないが、ボタンはかなり押さえないと反応しない感じだ。触感に対するレスポンスも感じられない。

 大きく露出したボタンだが、フラットで固いので誤操作の可能性は皆無。Holdの必要性は感じないし、実際にほとんど使っていない。

 ヘッドフォンはSENHEISER。MX500と似た本体形状だが、右のケーブルだけが長い首かけケーブルにストレートジャック。また、本体も若干小さいのかもしれない。MX500を長時間していると耳が痛くなったが、これはそれほどではない(こちらも気のせいかもしれない)。音質的にもほんの少し性格が違うようだ。MX500のフラットな感じで高い解像度を感じさせる繊細な音ではなく、ドンシャリ系の元気な感じの音がする(しつこいようだが、気のせいかもしれない)。

 通勤にはThePLUS以外考えられないが、家ではこちらを使う気になった。高級品というわけではないが、中途半端に自社の製品にこだわらないのは良いと思う。

*最初「ポリッシュドメタル」と書いたが、良く考えたら、ポリッシュドというのはメッキじゃなかった。

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