Surfaceの値下げを敢行したマイクロソフトの狙いは情弱中年リーマンのMSロイヤリティ

SurfaceRT 「米国本社が驚くほどの販売実績に達していた」というのは実に味わい深い。4〜6四半期のタブレット市場でのシェアが楽しみだ。8月か9月に発表されるだろうシェア調査で自分の予想「Surface RT の売上台数は iPad の 1/10 以下で GALAXY や NEXUS にも及ばない」が当たるかどうか見届けたい。まあ、シェアがその他に埋もれていても、米国本社の予想がそれをはるかに下回った数字なら「驚くほどの販売実績に達していた」ということが嘘とはいえないがwww

 それは別として、さすがに M$ の樋口社長は Windows PC メーカーへの配慮を怠らない。Surtface が Windows PC の需要を侵食するという事実から目を背けようと必死なのだろう。まあ、実際、大した影響は及ぼしていないだろうが・・・

 少なくとも、Surface RT を買おうと思うユーザの大半は Windows PC と比較しての選択だろう。Office とキーボードにこだわるのなら最初から通常のタブレット(iPad、GALAXY、NEXUS、Kindle)は圏外だから。

追記:ASUS U24A-PX3230H silver blue ( 11.6 inch / i5-3230M / WIN8 ) U24A-PX3230H i5 搭載の Windows 8 PC が 48,847 円だ。Office 分 Surface RT のほうが安いが・・・ボーナス商戦でどちらを選ぶ人が多いか見ものだ。

iPad値上げの間隙を突き、Surfaceの値下げを敢行したマイクロソフトの狙いとは?:PC Online

 3月15日にSurface RTの国内販売を開始して以降、販売台数は日本マイクロソフトの当初予想を上回る形で推移。同社では、具体的な販売台数を明らかにしていないが、「米国本社が驚くほどの販売実績に達していた」(日本マイクロソフトの樋口泰行社長)というほどだ。

 樋口社長は、「Surface RTの対抗がiPadであるのに対して、Surface Proの対抗はMacBook Airになる」と公言してきたが、これまでの価格設定ではそのメッセージが伝わりにくかった。しかし、新たな価格では、Surface RTがiPadになるという位置づけがこれまで以上に鮮明になるのは確かだ。

 これについて、こちらの記事のほうがはるかに納得できる。結局、この値下げで Surface RT を買っちゃうのは、これから Windows 8 搭載タブレットが大きく値段が下がることを予想できない情弱さんだろう。Microsoft (というか Office)に根強い忠誠心を持つ中高年の情弱リーマンは良いカモに違いない。

 ただ、キーボード付きで 5 万円を切れるのだからローエンドの ATOM windows 8 ノートPC を葬る可能性があると思うが、ATOM の Windows 8 PC を買うような層が Surface のようなプラットフォームを求めているのかどうか分からない。

マイクロソフト、Surface RTを1万円値下げ。1か月限定で32GB 3万9800円 – Engadget Japanese
肝心の WIndows RT がマイクロソフト的にどこまで推しなのかよく分からず、ストアアプリも現時点ではネイティブWindows デスクトップアプリの置き換えはおろか他社のモバイルプラットフォームにも及ばず、ついでに今となっては x86 / Windows 8 タブレットでも軽量長時間駆動の製品が出てきたり、海外ではマイクロソフト以外のメーカーから発売された Windows RT タブレットが続々と値下げされていることなどから、今後の運命がいろいろな意味で注目されています。

明確に iPad が欲しい!と思って安かったから Surface にした、という悲喜劇がどの程度発生するかは分かりませんが、マイクロソフトとしては、標準でフル機能の Office が入っていること、PC周辺機器との親和性などを挙げ、PCライクに(つまりOffice用に)使える安いタブレットで迷う層の取り込みを狙ったようです。

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