前にThePLUGが断線したときに、後継としてSPARKPLUGを買った事は書いた。簡単な感想を「SPARKPLUG」にも箇条書きにした。
しかし、どうにもあの新しいクッションが馴染めずに、The PLUGを購入した。旧モデルと同じ物が送られてくると思っていたが微妙に違う物が送られてきたので、簡単に書き留めたい。
外見は、変わらない。Amazonで買う場合は色は選べない。今回はパープルメイン。当然右が新しく買ったもの(以下全て同様)
クッションを横から見たところ。若干、新モデルの方が長く、スリムなのが分かる。
上から見たところ。穴の径が大きくなっていることが分かる。
本体取り付け部。パイプの通る穴の径が明らかに違う。
パイプ単体。当然、パイプの太さが違う。
ケーブルの集合部分。少し大きくなり、SPARKPLUGと同じ形状になった。線の外形もわずかに太くなっている。
旧型のThe PLUGに添付されていた異形クッション。これが耳に馴染む人がいるとは思えない・・・
以前にKOSSから購入したクッションと、旧モデルのスペア。
保証書。左に見えているのがティアック、右がKOSS。修理してくれたら、2代目を使い続けていたんだが(1代目は落としたときにスピーカーの内部が衝撃で破壊されたらしく音自体が悪くなったのであきらめがついた)。
KOSSのPLUGというと改造が必須のように語られる事が多いが、その理由の一端が分かった気がする※。現行モデルに着いてくるクッションは装着が簡単になりゴミも着きにくくなった、独特な装着感に慣れない人にも馴染み易くなった。しかし、その音質は、本来設計された物から大きく外れてしまった。「ノーマルの状態ではまともな音がしない」という書き込みに、今なら頷かざるを得ない。SPARKPLUGを買ったときには、クッションに合わせて本体の設計を行なっていた(逆にSPARKPLUGは現在のクッションでなければまともに聴けない)ことに感激したのに、残念だ。
改造を前提に買うマニアだけにしかその本来の音を楽しむ事ができなくなってしまったようだ。はっきり言って、現行モデルのthe PLUGは、人に勧められるような物ではなくなってしまった。
改造するのが好きなマニアにはSPARKPLUGよりいい素材だと思うが、普通の人ならSPARKPLUGを買った方が無難で、ノーマル状態でそれなり音(おまけよりはマシで、個性のある音)が楽しめる。
※業務としてやっているところまであるらしい。三協特殊無線