Evernote 投稿アプリ頂上対決:FastEver 対 TextEver

 Evernote をオンラインメモとして使用を再開するにあたって、専用のアプリを試してみた。Evernote の純正アプリは高機能だが、テキストのメモにしか使わないのならオーバースペックで煩雑に感じたから。こういうサポートアプリが数多く有るのが Evernote の強みだ。iOS デバイスの Android に対するアドバンテージと似ている。

textever 最初に試したのが、TexeEver。iOS 版を iPhone で試した。軽快だが、ノートブックの切り替えやタグ、日付、時刻入力、写真添付(Pro)、SNSへの投稿など充実している。undo, redo をタップで出来るというのも地味ながら嬉しい。標準のメモのような罫線入りのテキストエリアは自分の好みに合っている。アイコンのデザインも TextEver のほうが好みだ。Evernote にアップロードしたメモの履歴が残るので、書きかけのテキストに書き足していく時に便利(問題点は後述)。pro 版があり、pro 版は標準アプリと同様に Evernote と同期ができる。

 TextEver と並んで評判がよさそうなアプリに FastEver があった。ちょうど半額セールで 85円だったので、iPhone と iPad に一本ずつ買ってみた。iPad 版が別アプリなのはちょっと残念だが、その分 iPhone 版に無駄なリソースを入れる必要がないということで、iPhone でしか使わない人には優しい仕様ともいえる。iPhone 版と iPad 版のバンドルで割引ができると嬉しいが、iTunes の制限で難しいのかもしれない。今回については半額セールなので一切不満はないが。

fastever FastEver は履歴が残らない。これは、書きかけの素案を保存しておいて書き足すといった使い方に向かない。「FastEver で思いつきを投げて、後は Evernote で編集する」とい一方通行だ。どちらがいいのかは評価が分かれるところだ。PC や iPad など、他の端末で Evernote を使って編集した内容が反映されるわけではない(Pro 版は除く)ので、他の端末で編集したメモを TextEver で上書きしてしまい、古いバージョンで上書きしてしまうという事故が発生する※。実際に、これによっていくつかのメモへの編集を葬ってしまった。

 残念ながら、どちらもiPad版はイマイチ。画面いっぱいに入力エリアなんて、視線移動が多くて不便この上ない。WordPress や Twitter の入力フィールドを見習って欲しい。

 ※Evernote の有償アカウントなら、履歴を参照することができるので回復することが出来る。

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