かなり以前に Evernote はインストールしていたが、月額アップロード制限が 40MB ではウェブのクリップには使いにくいと思って使っていなかった。アプリのUIも煩雑な気がして、シンプルなテキストエディタ系のアプリをネタ帳に使っていた。Simpletext.ws や Plaintext を経て、昨年からは Mobislenote を使っていた。
3月にEvernoteから「Penultimate ユーザに1ヶ月のプレミアムサービスを提供する」という内容のメールが届いた。Penultimate というのは iPad 用の手書きノートパッドアプリで以前買っていたものだった。Penultimate が Evernote に買収されたのを記念したサービスだった。Penultimate というグラフィックを Evernote とシンクロさせることで、ユーザのアップロード容量を増大させ有料プランに導こうという戦略だろう。もちろん、Penultimate のアカウントを入れなければ自動アップロードされないので、フォトストリームに書き出して Dropbox にアップロードすることは可能だが、快適性を大きく損なわれる(そのために Evernote は買収したのだから)。
Penultimate が Evernote に買収されアップデートされた時に促されるままに Evernote のアカウントとパスワードを入力したら、Evernote の有料アカウントが発動し「4月12日までのアップロード制限が 1GB になりました」というメールが来た。そうなると使わないと損な気になる貧乏人。
といっても、特に用途が思いつかないし、Web のクリップは Pocket にしていて移すのも面倒くさい。で、使っていなかったが、出張のレポート作成に使ってみてそのポテンシャルを再認識した。そして、PC版のソフトやモバイルアプリもアップデートされて以前より使いやすくなっていたことを知った。
おそらくアプリの責任ではなく iOS の問題と思われるが、iPadでキーボード入力するときの不安定性は相変わらずだ。しかし、Evernote が落ちた時には再起動後に直前に入力したデータが残っていた。WordPress や Mobislenote と違い、テキストの取りこぼしがなかった(遭遇したのが具然書き込んだ直後だったのかもしれないが)。
日本語ネイティブなアプリと同等に扱えるのも嬉しいポイントだ。(Mobislenote はシンプルで大好きなアプリだが、日本語の扱いの点では問題が多い。)
TextEver という iOS アプリが思いの外快適で、iPhone や iPad から思いつきを一時保管するのを非常に効果的にできることも Evernote 再評価のきっかけとなった。これも電車の中で iPhone で書いたものを、iMac や iPad で編集したものだ。Evernote から WordPress に投げられたらいいのになぁ。