iOS 6 アップデートのメリット(日本語変換)

 あまり話題にならないが、iOS 6 で良くなったところもある。というより、マップが不便になるということで躊躇していたが「【iOS 6】iPhoneとiPadのユーザー辞書が同期されるようになりました!(Macの「ことえり」とも) – iPhoneアプリのAppBank」を読んですぐにアップデートした。

 それは、IM のユーザ辞書登録のUI追加。圧倒的に楽になった。従来は設定・一般・キーボード・ユーザー辞書まで行って新規登録しなければならなかったが、iOS 6 からは文字列を選択した時にポップアップメニューから辞書登録できるようになった。一気にパソコンのIMより便利になった(MacVJEには負けるが)。未だに辞書は微妙だが、登録した単語を一度呼び出しておけば予測の上位に出るので入力効率は大きく改善される。

 あと一つも辞書登録周り iOS デバイス同士はフォトストリームで取った写真が勝手に同期される。なので、「ユーザ辞書だって動機すりゃいいのに」と書いていたが、なっていた。自分が知らなかっただけだった。iCloud で書類の同期を設定しておけば、同じアカウントで使っている iOS デバイスの辞書は同期される。iPad は Ultrathin keyboard をつないでいるので、上の変更もあって、辞書登録の効率が圧倒的だ。なので、その辞書を iPhone と同期できるのは便利だ。この機能は iCloud を使って行われるので Mac OS X 搭載の Mac の標準辞書とも同期することが可能だ。

 ただし、iMac は同期させていない。iMac では Google 日本語入力 を使っているというのが大きいが、ことえりを使っていても同期はしないと思う。仕事でMac VJEを使っていた時のデータを引き継いでいるのでゴミが多いからだ。プライベートでは絶対に使わない固有名詞が山ほど入っているので同期したくない。

地図を検索する機会は自分は多くない。しかし、日本語の入力はほぼ毎日行う。日本語の辞書の充実は入力の快適性に大きく貢献する。特に、iPhoneのように単漢字変換が面倒デバイスでは差が大きい。また、辞書の同期は従来から複数のPCを使う際の課題だった(今は辞書データの書き出しと取り込みで対応)。

 キーノートスピーチで取り上げられることのない地味な改良だが、システムレベルでの改善が着実に行われているということの現れとして高く評価したい。

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