タタールあるいはタタルは、北アジアのモンゴル高原から東ヨーロッパのリトアニアにかけての幅広い地域にかけて活動したモンゴル系、テュルク系、ツングース系の様々な民族を指す語として様々な人々によって用いられてきた民族名称である。 タタールと呼ばれる人々の実態は多様であり、その名が用いられる時代と場所によって指し示す民族は異なる。 語源は古テュルク語で「他の人々」を意味した Tatar(タタル)で、伝統的にはもっぱら、中国語では韃靼(だったん)、アラビア語ではتتر(タタル)、ペルシア語では تاتار (タータール)、ロシア語では Татар(タタール)、西ヨーロッパの諸言語では Tartar(タルタル)と呼ばれてきた。日本では、古くは中国から伝わった韃靼を使っていたが、現代ではロシア語風にタタールと呼びかえることが一般的である。[[wikipedia>]] |