修道院(しゅうどういん)とは、修道会員がキリストの精神に習って、敬虔に神を求め、祈りの生活に邁進するための場所、また修道生活をするための場所。

イエスに続く時代には、洞窟、断崖絶壁の頂、あるいは地面に立てた柱の頂きで1人で修行するものもあったようだが、古代末期、エジプトあたりから、砂漠に建物を建て集団で求道生活を共にするという動きが始まった。このような宗教的な生活のかたちは、地中海を海路、アイルランドに伝わり、アイルランドの修行僧たちが、ヨーロッパの大陸に人里はなれた地で、俗界に煩わされることなく、神と共にある生活を営む修道院というものを伝えたといわれる。

世界的に有名な修道院としては、モンテ・カシノ修道院(ベネディクト会)、東方正教会のアトス山、メテオラ、日本では大分や函館などのトラピスト修道院がある。これらの修道会に所属する修道士は、基本的には修道院から出ることは出来ない。

:行為
:組織集団

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