Pontus 小アジア半島にあった国。 ポンペイウスの死を知ったカエサルはエジプトの首都、アレキサンドリアに上陸した。当時、エジプトでは先王プトレマイオス12世の子であるクレオパトラ7世とプトレマイオス13世の姉弟の間で後継者争いが繰り広げられていた。カエサルはクレオパトラ7世側に味方し、弟王をアレキサンドリア戦役にて打ち破った。カエサルがクレオパトラ7世に与したのは篭絡された為とされ、この史実を指してフランスの哲学者ブレーズ・パスカルは「クレオパトラの鼻、それがもう少し低かったら、大地の全表面は変わっていたであろう」と著書パンセで述べている。 |