プ トマイン(英・仏ptomaine・独ptomain)
死(体)毒、屍毒>。動物組織、特に肉類の腐敗の際に生成される有毒物質の広義の名称。主として動物組織の蛋白質を構成する種々のアミノ酸が細菌の脱炭酸酵素によって、脱カルボキシル化されて、生ずるものが多い。例えばリジン由来のカダベリン、アルギニン由来のアグマチン、オルニチン由来のプトレッシン、チロシン由来のチラミン、ヒスチジン由来のヒスタミン、その他種々の生体アミン (biogenic amine)が含まれている。これらのアミンの多くは有毒であり、また、悪臭を放つものもある。いわゆるプトマイン中毒(ptomaine poisoning)の際にはこれらの腐敗毒とともに、細菌の生産する細菌性毒素による場合も多いといわれている。
ただし、現在では、プトマインの存在は否定されている。
http://www.drugsinfo.jp/contents/data/ha/dathu1.html
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