カタリ派は、11世紀〜13世紀の北イタリアから南フランスに広がっていたキリスト教の一派。南フランスではアルビジョア派(アルビ派) (Albigeois) とも呼ばれた。カタリ(Cathari)はギリシャ語で「清浄派、純粋な者」を意味する。 特異な教義により、同時代のカトリック教会からは異端とみなされた。 イタリアのロンバルディア地方が主な拠点であった。カトリック教会が放ったアルビジョア十字軍によって殲滅させられた。 教義 世界の物質世界(人間の肉体も含めて)は、神の創造によるものではない。ある悪魔(サタン)により作られたものである。もと精神的存在として、天にあった人間が悪魔の手により地上に連れてこられたとする。地上世界のものであるローマカトリック教会も悪の支配下にあるとみる。 |