基本情報

品名「サイクール10」
ブランド「モンベル」
購入価格 8,700円
情報  モンベル サイクールパック 10

感想

 自転車通勤(電車併用)のために、蒸れにくい小ぶりなバッグが欲しくて買った。

デザイン

 オーソドックスな形状だが、縦に一本の止水機能のあるアクアテクトジッパーとやらがポイント。バッグが黒の時には全然見えないが・・・
 両横にネットのボトルポケットがあり、500mlのペットボトルを入れられる。他に、外に面したポケット類は一切ないので、走行中などに出し入れしたいものはここを使うしかない。

通気性

 四つに割れた硬いパッドで中心部に空間ができるようになっている。パッド自体も内部がバネのよう(ベルクロの引っ掛けるほうみたい)になっていて通気性を確保しいる。しかし、空間が狭いので効果はあまり高くなく、汗をかいたときにべたつきにくいかなという程度。用量が小さくて重い荷物を背負うことはないのだから、パッドはもっと小さくていいと思う。
 メッシュ構造のショルダーベルトは少し硬い感じがするが、容量が小さい(トータル重量が重くなることは考えにくい)ので問題はない。メッシュ構造は蒸れを防ぐというより、汗をかいたときのべたつきを防ぐ効果しかない。激しい運動をする人のためにウエストベルトとチェストストラップがついているが、ロードの通勤程度では出番はない。と言うより、むしろ邪魔。どちらか一方で十分。

収容力

 多くのベンチレーション機能付きのバッグと同様、パッドの後ろに硬いパネルが入っていて、形状を保ちバッグ本体が背中に密着しないようになっている。これが、かなり湾曲していて、内部の空間を圧迫しているために、バッグの容量ほど荷物は入らない。同じ容量のナイロンのやわらかいバッグのほぼ2/3程度の実用空間しかない。
 1kg程度のワンスピンドルであってもPCを入れることは不可能。A4書類は角が折れることを気にしなければ可能。

使い勝手

 使い勝手ははっきり悪い。
 荷物の出し入れには、縦に一本のファスナーで行うしかないのだが、ドローコードが邪魔になって大きく開くことができないこともあり、超絶に使いにくい。バッグ自体が小さく、相対的に大きく開く必要があるのに、そうできないので不便極まりない。デザイン上のポイントとして使うのなら、前面にポケットを設けて、それに使うべきだろう。
 小物入れとしてチャック付きのポケットが二つ、ポケットなしが一つある。ポケットは三つとも重なっている(3枚の高さの違う布を縫い付けたような形状)いて、マチもなく、硬いパッドに密着しているので出し入れしにくいことこの上なし。財布を入れるのにも苦労する。定期など、すばやく出し入れしたいようなものは入れられない。
 ペンホルダーがないのも痛い。通勤・通学はもちろん、自転車での短時間ライドでも、何かの機会にメモを取りたいことは考えられる。スペース的にも手間的にもそれほど大きいとは思えないので、ペンホルダーは付けて欲しい。逆に、内部のポケットのファスナーは要らない(テンションがかかっているので、飛び出す心配は皆無)。
 後、何かと必要になるキーフックも欲しい。自転車に乗るときにロックは必須であり鍵の保管はバッグに必須の機能だろう。短い紐を一本縫い付けるだけでもいいから欲しかった

その他

 自転車用の配慮として、レインカバーが下部に入っているので、雨のときに荷物をぬらす心配がないのはありがたい。

評価

 品質と価格のつりあいは十分に取れていると思う。deuterの製品と比較しても見劣りしはしない。
価格評価→★★☆☆☆ (通勤として考えた場合)
評  価→★★★☆☆


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Last-modified: 2006-09-06 (水) 12:31:53