きっかけ

 http://www.cyclingtime.com/ のコメンテーターの景品としていただいたが、既存のバイクにはCD200-Nを装着済みなので、放置していた。

 Wilier izoard の購入を機に、CD-200NにするかV2にするか迷った。どちらか一方しか持っていなければ迷うことは無かったが、両方持っていたので迷ったのだ(持っていなければ迷わずCD200-Nを買った)。

  • CD200-N
    • メリット:センサーに電池不要、安定・レスポンス最高、センサーが小さい、ケイデンスが見易い
    • デメリット:配線トラブルの可能性がある(断線、掃除しにくい)、バックライトが無い
  • V2
    • メリット:配線不要(見た目がいい、フレームの掃除がしやすい)
    • デメリット:センサーにも電池が必要、センサーが大きい、電波のノイズによる不安定

 結局、V2にした。決め手は配線の有無だった。izoard のフレームを見ていると配線を這わせてその美しさをスポイルするのがもったいなくなったのだった。失敗してもコストは発生しないという気楽な状況でもあった。

アイテム

 cateye サイクルコンピュータCC-TR200DW(公式)

機能・仕様

 走行ログを残すようにしているが、CD200Nではリセットすると消えてしまうので(oddは残る)往路と復路とでログを残したいときには引き返す前にメモを取らないといけないが、V2は記録が10回分残るのでメモる必要がなく便利。

 CD200Nはセンサーは信号を電線で送るだけなのでセンサーに電池を入れる必要はないが、V2は信号を送るための電波発信機を動かすための電源が必要なので、センサーにも電池が要る(無線のセンサーを使うものは全てに共通だが)。

 CD200Nは現在ケイデンスを表示するだけでケイデンスについては記録は一切ないが、V2には最高、平均、目標範囲を設定した場合の目標範囲の超過・範囲内・不足時間が記録される。トラックなどでのトレーニングには有効かもしれないが、一般道しか走らないのでは、同じルートを走るときの相対比較以外には、あまり意味はない。

取り付け

 センサーと本体ブラケットを取り付けるだけ。センサーはタイラップで左チェーンステーに固定する。本体ブラケットはおなじみの工具不要なタイプで、ステムにもハンドルにも取り付けが可能だ。簡単だが、このタイプのフラッシングランプを使っていて緩んで落ちた経験があるので余り好きではない。

 線の処理をしなくてもいいので、慎重に作業しても15分もあれば完了する。

感想

デザイン

 肝心の液晶の視認性がイマイチなのは残念。速度とケイデンスを同時に表示できなくてもいいから大きなフォントを使って欲しかった。液晶の左右幅の制限からか文字のデザインが縦長で角ばっているので読みづらい。文字の視認性ではCD200Nのほうが圧倒的に良い。

 3段表示で上二段は速度とケイデンスで固定されている。最下段はボタンで切り替えることが可能。将来的には全てを自由に選べるようにして欲しいと思う。

操作

 機能が豊富で分かりにくい。モードを表示する液晶が小さすぎて意味が分からない。使いこなすにはマニュアルを熟読する必要があるだろう。逆に言うと、基本的な情報しか読み取る必要がないならマニュアルフリーでも大丈夫。

 本体四隅に設けられた小さな突起を押すことでボタンが認識されるが、固い上に突起が小さいので押しにくい。冬物の手袋をしているときには全く反応しない。

動作

 センサーのペアリングがCD-200Nには無かった儀式だが、最初の一回と電池を交換したときだけ行えばいい。また、積算距離は手入力できるので電池を交換したりオールリセットしても、積算距離をメモっておけば無問題(CD200Nはできない)。

 心配していた無線故の不安定さは今のところ(1000km程度走行)感じない。心拍計(T6)がノイズを拾って変な心拍数をたたき出しているような場所でもこちらは全く正常に動作している。



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Last-modified: 2009-06-04 (木) 13:30:54