VAIO Prototype Tablet PC は Surface Pro 3 の夢を見るのか?

 SONY じゃない、VAIO から新しい Windows PC の試作機が発表された。Surface Pro 3 そのままのコンセプトで残念な感じしかしない。

 これを Surface Pro 3 より2万円安く売れるなら、ひょっとしたら、Ultrabook と対抗できるかもしれない。しかし、Surface Pro 3 と同価格帯なら近いうちに消えるしかない。

 個人がパソコンでやっていたことをスマートフォンで出来るようになり、Windows 95 以降、使い道がよくわからないままに自宅用にパソコンを買っていたような層がパソコンを買わなくなった。この層こそが VAIO を支えたのではないか。

 パソコン市場に残ったのは、定型業務を安くあげたい価格指向の企業とヲタクだ。企業ユーザは 2-in-1 プラットフォームには関心を持たない(会社のデスクで Office や業務アプリを実行するだけなら持ち運べる必要すらない)し、ヲタクは細かく嗜好が分かれていてこだわりが強いので一つのプラットフォームを支えるだけの数がない。

 しかも、Windows プラットフォームのオーナーである Microsoft がすでにいる。そのMicrosoftですら Surface の普及が思うようにならず軌道修正を繰り返している状態だ(それだけでなく Surface RT では 900 億もの減損を出している)。VAIO のような小さな企業がここで勝負は無理じゃないのか?見守りたい。
VAIO

新型試作機、VAIO Prototype Tablet PC発表 : ギズモード・ジャパン

で、おいくらほどでいただけるんで?

VAIO専門メーカーVAIO株式会社が、クリエイティヴワークにピントを合わせたWindowsタブレット「VAIO Prototype Tablet PC」を発表しました。名前からわかるようにあくまでプロトタイプです。

CPUは消費電力より実効速度を優先したHaswell RefreshのHシリーズを採用していますが、市販機の発売がまだ先なら、発表されたばかりのBroadwellシリーズに換装されるかもしれません。いずれにしてもドでかいデータのエディットも快適に行えるよう、ハイパワーなチップになるでしょう。

12.3型でアスペクト比3:2のディスプレイの解像度は2,560×1,704ピクセルで、Surface Pro 3より細かめ。いいライバルとなりそうです。

1番気になるのはやはりお値段ですね。かなり高くなりそうですが、ここはひとつ11万円台からのMacbook Pro Retinaと張り合えるプライスにしていただきたく。なにとぞ。

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