受けよう予防接種!! 西宮市の助成金制度は残念感が漂うがないよりはマシ。

※このエントリは2014年に書いたものです。最新情報は西宮市のホームページでご確認ください。

moyashimon stop fuushin とりあえず、風疹予防接種をするのはいつ? 今でしょ! オリゼーも推奨するっしょ!を読んでいただきたい。

 助成金制度があるかもと思って調べてみたら残念な事実が判明。ないよりはマシだが効果的とは言いがたい内容だ。しかし、ないよりはマシ。該当する人は是非今のうちに受けときましょう。他の自治体でも助成金を出してくれるところはあるので積極的に受けていただきたい。

 50歳を超えたようなおっさんどもは、「助成金が出ないから」などというミミッチイことを言わずに大人射ちして欲しい。パンデミックの原因になるなんて恥ずかしい。若い世代を「ゆとり世代は」とか大人ヅラしてふんぞり返りたいならやることをやってからにしろ。大体、俺らの年代は上の年代から「会話が通じない新人類」とか呼ばれてきた世代だ。経済的合理性とか効果がとか副作用がとかいうような理屈は通用しないだろ。

 自治体によって助成の条件が異なるかもしれないが、残念ながら、西宮市の助成金は不十分だ。若い女性の接種率を上げるというのが最重要というのは当然だ。女性は全員射って欲しい。しかし、それだけでは感染症の予防としては不十分だ。抑えこむために重要なのは接種率をいかに100%に近づけるかだ。この西宮の方針では、妊娠に無関係な世代にアピールが弱い。

 子供のできる都市の夫婦でなくても子供の世代が妊娠する可能性はある。中間の世代であっても姉や妹が妊娠する可能性はある。更に、独り暮らしだからといって安心してはいけない。会社の女性社員が妊娠する可能性もあるし電車で乗り合わせた助成が妊娠初期の可能性だってある。自分が菌をばらまくのはそれらの人たちを傷つけるのと一緒だ。

 もちろん、世の中は迷惑をかけたりかけられたりで成り立っている。しかし、それはお互い様といえる事柄についてだ。ワクチンを射てば済むものを面倒がって射たないで、「お互い様でしょ」は通らない。風邪のように予防薬が開発されていないものについてはお互い様としか言いようがない。マスクをして咳をするときにはハンカチで押さえるといったマナーを守るくらいしか手立てがないのだから。

 が、風疹は違う。風疹は統計学的に有意と証明されたワクチンがある。それを摂取することによる副作用の可能性は、射たないで放置することよりはるかに大きいことが分かっている。副作用が怖いから射たないというのは愚の骨頂だ。今、日本では結核や日本脳炎や狂犬病で死ぬ人はほとんどいない。中世では国の人口が半分以下になったコレラやペストも今ではほとんど聞かない。野口英世が無くなった黄熱病も暗い歴史が未だに残っているハンセン病も克服された。これを支えたのが予防接種やワクチン注射だ(医学的に正確な表現かどうかは分かりません。間違っていたら教えてください)。

 なお、女性にだけ予防接種をしても効果は薄い(無いとは言わない)ことはブラジルで証明されている。女性全員に風疹の予防接種を行う制度では食い止められなかったために国民全員に予防接種を行うこととし、成果を上げた。

西宮市ホームページ:風しん・麻しん風しん任意予防接種費用助成制度請求受付がはじまりました ~6月1日以降の接種分が対象です~
現在、風しんが流行しています。風しんは、妊娠初期の女性が感染すると、赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障、発達障害などの障害(先天性風しん症候群)が現れる可能性があります。西宮市では、予防対策として以下の対象者の方に対し、風しんまたは麻しん風しん混合ワクチン予防接種に必要な費用の一部を助成します。
これらの予防接種は任意の予防接種です。接種を希望される場合は、医師から効果や副反応について十分な説明を受け、ご理解ご納得いただいたうえで接種を受けてください。

なお、参考のために予防接種対応可能医療機関一覧をダウンロード欄に掲載しておりますが、医療機関によっては、ワクチンを取り寄せてから接種をおこなう場合や、予防接種を常時おこなっていない場合もありますので必ず事前にご予約をお願いいたします。

また、現在風しんワクチンは、全国的に不足しています。近いうちに接種を希望される場合は、麻しん風しん混合ワクチンの予約をお願いします。

【対象者】
 接種時に西宮市に住民登録(※)があり、過去に風しんに罹患したことがなく、かつ、風しんワクチン、麻しん・流行性耳下腺炎・風しん混合ワクチン(MMR)、麻しん風しん混合ワクチン(MR)のいずれかの予防接種を1度も受けたことがない場合で、次の各号に該当する方
(※)在留カード、特別永住者証明書、在留カード・特別永住者証明書とみなされる外国人登録証明書を所持されている方を含みます。
  ① 妊娠を希望または予定している女性
  ② 妊婦の同居家族

【助成対象】
 平成25年6月1日~平成26年3月31日の間に実施した接種分

【助成額】
 上限5,000円
 ※ただし、接種費用が5,000円未満の場合は接種額を助成額の上限とします。
(生活保護世帯の方は市への償還払請求時に生活保護証明書をご提出いただくと全額助成となります。)

【助成回数】
 風しんまたは麻しん風しん混合ワクチン予防接種を受ける方1人つき、1回を限度とします。

【助成方法】
 対象者の方が医療機関窓口で費用を全額支払っていただいた後、接種費用助成請求書に基づき、保健所健康増進課へ請求することにより、指定口座へ助成額を還付いたします。

【請求方法】
 市ホームページに掲載(下記ダウンロード参照)または西宮市保健所健康増進課、各支所や各保健福祉センターに設置している助成請求書に必要事項を記載・押印し、必要書類を添付のうえ、西宮市保健所健康増進課窓口へご提出いただくか、または郵送にて請求を行ってください。(※本庁や支所、保健福祉センターでの受付は行っておりません。)

【必要書類】
 ① 妊娠を希望または予定している女性の場合
 1.領収書原本
 2.明細書やワクチン接種済証又は予診票の写し(ただし、領収書に接種者氏名・接種日・医療機関名・ワクチン名及び接種費用が記載されている場合は不要です。)

 ② 妊婦の同居家族の場合
 1.領収書原本
 2.明細書やワクチン接種済証又は予診票の写し(ただし、領収書に接種者氏名・接種日・医療機関名・ワクチン名及び接種費用が記載されている場合は不要です。)
 3.交付された母子手帳の「子の保護者」欄(西宮市母子手帳P1.出生届出済証明のページ)の写し

 ※生活保護世帯の方は、①、②それぞれの書類と生活保護証明書

【請求受付期間】
 平成25年6月20日(木)~平成26年3月31日(月)まで
※ 郵送の場合は受付期限当日消印まで有効

風しんに関してよくあるご質問を以下「風しんリーフレット」に掲載しておりますので、予防接種をご検討の方はご覧下さい。

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